- 新品
- 書籍
- 新書
ブルーノ・タウト 日本美を再発見した建築家 中公新書
836円
獲得ポイント7P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2012/06/23 |
JAN | 9784121021694 |
- 書籍
- 新書
ブルーノ・タウト
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
ブルーノ・タウト
¥836
在庫なし
商品レビュー
3.5
5件のお客様レビュー
先日、桂離宮が見直された理由は...という文章を何かで読んで、もう少し知りたいなと思って手に取った本。
Posted by
本書の最大の魅力は、日本文化の顕彰者としてあまりに有名なタウトの意外なエピソードに触れることができる点。特に、彼の余りに奇矯な結婚観を紹介する際に、桂離宮と日光東照宮に対する彼の評価のギャップに触れる下りには思わず吹き出してしまった。また、タウトのゆかりの者を尋ね歩き、彼らの墓所...
本書の最大の魅力は、日本文化の顕彰者としてあまりに有名なタウトの意外なエピソードに触れることができる点。特に、彼の余りに奇矯な結婚観を紹介する際に、桂離宮と日光東照宮に対する彼の評価のギャップに触れる下りには思わず吹き出してしまった。また、タウトのゆかりの者を尋ね歩き、彼らの墓所までも突き止めてしまう著者の思い入れにも脱帽。 終章で筆者が表明する懸念にはやや唐突感はあるが、タウトの平和主義を別にしても、彼が高揚と不遇を経験した戦前の日本の状況と現在のそれを引き比べれば何ら怪しむ所はないようにも思える。当時、日本文化を称揚したのはタウトのような外国人であり、それ自体は純粋な評論であったはずだが、本書にあるように結局は当時の政体によって国威発揚に利用されたのだった。
Posted by
◆桂離宮や伊勢神宮を高く評価したブルーノ・タウトの足跡をたどる一冊。なぜ鮮やかな色彩をつかった建築を残したタウトが、日本の質素な建築物を高く評価したのか? それを考えるためには、タウトの生きた社会、政治、思想、いろいろなことを見なければならない。本書は、そうした視点を踏まえて、タ...
◆桂離宮や伊勢神宮を高く評価したブルーノ・タウトの足跡をたどる一冊。なぜ鮮やかな色彩をつかった建築を残したタウトが、日本の質素な建築物を高く評価したのか? それを考えるためには、タウトの生きた社会、政治、思想、いろいろなことを見なければならない。本書は、そうした視点を踏まえて、タウトの足跡を追っているといえると思う。 * 感想 * ◆ドイツをたびたび訪れて地理を把握し、タウトを知り尽くした人が書いたんだろうなと感じた。タウトという人を初めて知ろうとしたぼくのような人には、難しいと思う。池袋や自由が丘感覚でオンケルトムズヒュッテなどが頻出するので、頭がうにゃうにゃ。でも当然、そこでのタウトの仕事はばっちり書いてある。駅にあらゆる機能を集めた「森の団地」、なんとも素晴らしい。
Posted by