非エリートの思考法 二流が一流を超える仕事術 アスカビジネス

竹内慎也【著】

• 販売会社／発売会社: 明日香出版社
• 発売年月日: 2012/06/06
• JAN: 9784756915542

商品レビュー

2013/05/23

エリートでない自分にとっては非常に励まされる。賛否両論あるだろうが、エリートはエリートなりの悩みがあり、そうでない人も然り。エリートではない人も、競争に打ち勝っていきたいなら読んでおいた方が良い。

2012/10/06

失敗しても失うものはない　ミッションを見つける　何が喜ばれるかを追求する　自己決定力jを磨く　何を語すか以上に、どう相手の心に残せるかを発想する　未来を具体的に考えイメージする

2012/08/31

昔、プロ野球界の名監督である「野村　克也」氏が
「弱者の兵法」という考え方を説かれていましたが、
本書もそれに通じるところがありますね。

「どれだけ成果が出せたとしても、客観的に
自己を内省する」

僕も日雇い派遣からの叩き上げですので、
この言葉にすごく共感します。

「非エリート」は自分が出来る人間である、
他人に大きく勝る能力に長けている、
そんな存在であるとはまったく思わない。

でも、それは逆に言えば強みでもあるのです。

決して卑屈な性格であるってことじゃない。

常に自己反省を忘れず、謙虚に目の前の
現実から学び続けることができる。

そういう姿勢を持ち続けられる強みって
ことなんですね。

何故そういうことができるのかというと、日々、
真剣に学び、真剣に実践していなければ、
エリートには勝てないことを自分自身で
深く自覚しているからなんです。

また、この本の中では「電通鬼十則」の一つである、

「摩擦は進歩の母だ」

という文章を紹介しています。

非エリートは多数派に埋もれては勝てません。
ですので、摩擦を恐れない強さを持っています。

この点はテレビなどを通じて情報が伝わってくる
「エリート世界」とは真逆な気がしますね。

「通り一辺倒の知識よりも、他にない経験のほうが
社会では重宝されることもある」

「非エリートであるならば、知識で負けたとしても、
「他社理解」で負けないようにする」

本書に出てくるこれらの言葉も非常に
重要なキーワードだと思います。

学校では教わらない事をどれだけ身を持って体験したか。

そして、それらの尖った個性を、いかに組織の中で
融合させるのか。

この点は「非エリート」ならではの仕事術ですね。

結論、

「仕事は総合力である。」

ま、「エリート」だとか「非エリート」だとか、そんな区分け、
実際は好きではないんですけど。

結局のところ、自分のことを客観的に分析し続け、
総合力を磨き続けられるかどうか、ってことなんだと
思いますね。