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NHK100分de名著ブックス 銀河鉄道の夜 宮沢賢治 悲しみを、乗り越えよ
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NHK100分de名著ブックス 銀河鉄道の夜 宮沢賢治 悲しみを、乗り越えよ

ロジャーパルバース【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 NHK出版
発売年月日 2012/05/24
JAN 9784140815250

NHK100分de名著ブックス 銀河鉄道の夜 宮沢賢治

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2026/07/29

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Posted by ブクログ

2026/07/27

”一番美しい日本語を書いている作家を尋ねたとき、      『宮沢賢治だ』 そう教えられたのが出会いだった“ ◇◇◇◇◇◇ 冒頭は著者と宮沢賢治との出会いのきっかけです。 その時読んだ話は『ざしき童子のはなし』で、何が書いてあるかはさっぱり理解ができなかったそうです。 ...

”一番美しい日本語を書いている作家を尋ねたとき、      『宮沢賢治だ』 そう教えられたのが出会いだった“ ◇◇◇◇◇◇ 冒頭は著者と宮沢賢治との出会いのきっかけです。 その時読んだ話は『ざしき童子のはなし』で、何が書いてあるかはさっぱり理解ができなかったそうです。 けれど、不思議な世界の魅力にどんどん惹き込まれ、花巻の生家を訪ねたり、『銀河鉄道の夜』を翻訳したりするようになった。 ◇◇◇◇◇◇ 宮沢賢治は明治二十九年、岩手県花巻に五人兄弟の長男として生まれ、実家は質屋だった。 裕福な家庭で、いわば特権階級的な職業に『自分を犠牲にしてでも、誰かを救わなくてはならない』という罪悪感的強迫観念を抱えて生きるようになる。 農林学校を卒業し、教職につく。 『羅須地人協会』という私塾を設立。 三十七歳で急性肺炎を患ってなくなるまでバイタリティあふれる人だった。 ◇◇◇◇◇◇ 『世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない』 という言葉を残すくらい、 この世の全ての人を幸せにすることを自分の使命に思っていた。 ◇◇◇◇◇◇ 銀河鉄道の夜は宮沢賢治が二十八歳の時に書かれたもの。 小学生ジョバンニは貧しくアルバイトをし、収監された父のことでいじめられていた。 しかし裕福な家庭のカンパネルラは、優しく友情を育む。 ある日祭りに出かける途中のカンパネルラたちクラスメイトを見、バイト途中のジョバンニは疎外感に丘でひとり過ごした。 するといつの間にか、銀河を走る汽車に乗り込んでいた。 ◇◇◇◇◇◇ ジョバンニは切符を買った覚えがない。 けれど、ポケットの奥には『どこにでも行ける切符』が入っていた。 これこそ、『人間の想像力』なのではないかと著者は言います。 見たものをそのままに描く力を持った宮沢賢治。 人間というものは想像力さえ働かせれば、会いたいと思っている人にも会えるし、手に入れたいと思っていることにもきっと手が届くはずー、そんな思いがこもっている。 ◇◇◇◇◇◇ カンパネルラは、いじめっ子を助け、亡くなっていた。銀河鉄道の乗客は亡くなった人たち。死者を天上界に運ぶためのものが銀河鉄道だった。 なんとも切なく悲しい物語。 ここには宮沢賢治の妹の死が関連している。喪失の悲しみを、いかにして乗り越えるか。 『自分が悲しいとき、つらいときこそ、相手を思いやるべき』 『私とあなたは別々の存在ではなく、すべてのものはつながっている』 その考えが銀河鉄道の夜の根底に流れているー。 ◇◇◇◇◇◇ この書籍にふれるまで、宮沢賢治が37歳という若さで亡くなったこと、 関東大震災や三陸地震津波を経験していること、 生前は注目されていなかったことなど、初めて知ることが多かったです。 でも有名じゃないから=編集者がつかなかったからこそ、彼の日本語、表現は直されずオリジナルとして後世にのこったことなども知りました。 ◇◇◇◇◇◇ 小さい頃に影絵で見た、切なく美しい記憶の根幹は『命の想像力』にあったのだなとあらためて感じることができた1冊でした。 そして、『一番美しい日本語』といわれた宮沢賢治の作品をあらためて原文で読んでみたいと思いました。

Posted by ブクログ

2024/10/08

岩手旅行に行くので宮沢賢治を深めよう第一弾。 童話感の中に猛烈に厳しい景色が加わることのある宮沢賢治。その理由を生育歴から解説し、小説の解像度を確実に上げてくれます。また、著者は長年宮沢賢治の英訳を行っているからか、どこか賢治みを感じます。 『人が生きていくためには、その人なりの...

岩手旅行に行くので宮沢賢治を深めよう第一弾。 童話感の中に猛烈に厳しい景色が加わることのある宮沢賢治。その理由を生育歴から解説し、小説の解像度を確実に上げてくれます。また、著者は長年宮沢賢治の英訳を行っているからか、どこか賢治みを感じます。 『人が生きていくためには、その人なりの「羅針盤」が必要です。(略) どこに、どうやって持つのかは、全然構わないのです。賢治だって構わないと言うと思います。しかし、羅針盤は持たないといけない。』 など著者の言葉自体もよかった。

Posted by ブクログ

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