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アダプト思考 予測不能社会で成功に導くアプローチ
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 武田ランダムハウスジャパン |
発売年月日 | 2012/05/23 |
JAN | 9784270006955 |
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アダプト思考
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アダプト思考
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商品レビュー
3.6
10件のお客様レビュー
複雑な現代においては、トップダウンではなく、ボトムアップで思考錯誤しながら臨機応変に対応する思考の方が良いということを論じ、そのための進化のプロセスを示していく本。
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パルチンスキーの対処法は、3つの基本原則にまとめることができる。第一に、新しいアイデアを追求し、新しいことに挑戦する(変異)。第二に、新しいことに挑戦するときには、失敗しても大きな問題にならない規模でする(生存能力)。第三に、フィードバックを受けられるようにし、失敗から学びながら...
パルチンスキーの対処法は、3つの基本原則にまとめることができる。第一に、新しいアイデアを追求し、新しいことに挑戦する(変異)。第二に、新しいことに挑戦するときには、失敗しても大きな問題にならない規模でする(生存能力)。第三に、フィードバックを受けられるようにし、失敗から学びながら進む(選択)。 ソ連は、問題に対して多種多様なアプローチをとることを容認できず、何がうまくいって、何がうまくいっていないかを判断することもできなかった。ソ連のシステムには、変異と選択を生み出すことができず、適応能力がないという欠陥があった。中央の計画者には、現場の混沌とした複雑性は抜け落ちており、成功か失敗かのフィードバックが抑え込まれていた。 変異を阻む壁として、誇大性と一貫性へのこだわりがある。政治家や企業のトップは、自分が有能なリーダーであることを示すために大きなプロジェクトを好むが、失敗しても大きな問題にならない規模で行う原則に反する。商品もサービスも標準化すれば、すっきりして公平に思えるが、問題が解決されていないときや、問題が変化し続けている時には、様々なアプローチを試すことが最善の策になる。 化石燃料生産国の政府が、採掘・抽出された化石燃料に含まれる炭素1トン当たり約50ドル、二酸化炭素1トン当たり14ドル程度の税金を掛ければ、炭素税が市場価格に組み込まれる。ガソリン価格は1ガロン(4リットル)あたり12セント値上がりする。市場価格システムは巨大なアナログ式クラウド・コンピューターとして働く。 <考察> 変異を阻む壁としてあげられている誇大性と一貫性へのこだわりは、日本では耳の痛い指摘に思える。日本人は強いリーダーシップを好む傾向があるし、公平性に対する志向が強い。地方分権は進まないし、独自性は抑えられることが多い。画一的だと選択の力が働かないから、発展が望めない。多様性を許容し促す気風がないことが、日本が停滞している理由のひとつだろう。
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【要約】 ・生物(グッピーの例)のように、状況の変化に対応、アダプトしていく。 ただし、今の社会は複雑で密結合になっており、失敗の連鎖がドミノのように巨体で制御不可能なものになることもある。 よって、セーフクッションをはさみ、結合度合いをゆるめて複雑さを減らし、影響が限定的な...
【要約】 ・生物(グッピーの例)のように、状況の変化に対応、アダプトしていく。 ただし、今の社会は複雑で密結合になっており、失敗の連鎖がドミノのように巨体で制御不可能なものになることもある。 よって、セーフクッションをはさみ、結合度合いをゆるめて複雑さを減らし、影響が限定的な状態で失敗を繰り返していくのがよい。 【ノート】 ・何か当たり前のことしか言ってないような気もする。色々な実例は確かに示唆的ではあるが、それで?という感じ。ただし、成毛さんのブログを読むとちゃんと解説されてるので、これは自分との相性の問題か。 ・どうも経済畑の本はこれまでに面白く読めたことがなくて、ボヤッとしており、イマイチ相性がよくない。これはひとえに自分の不勉強に起因するのだと思うけど。 ・ちなみに「アダプト」と言われて思い浮かぶのは映画版スター・トレックの「ファースト・コンタクト」。エンタープライズ号の中で攻撃されたボーグが、その攻撃を学習して無効化した時にウォーフが「They adapted !」と叫ぶシーン。ボーグはアダプトしながら成長してきたんだな。ボーグやターミネーターの原型と言ってよいであろうF.セーバーヘーゲンの「バーサーカー」もそういうコンセプト。
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