1,800円以上の注文で送料無料
未完のファシズム 「持たざる国」日本の運命 新潮選書
  • 新品
  • 書籍
  • 書籍
  • 1207-04-00

未完のファシズム 「持たざる国」日本の運命 新潮選書

片山杜秀(著者)

追加する に追加する

未完のファシズム 「持たざる国」日本の運命 新潮選書

2,090円

獲得ポイント19P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2012/05/25
JAN 9784106037054

未完のファシズム

¥2,090

商品レビュー

4.3

51件のお客様レビュー

レビューを投稿

みんなの感想まとめ
  • 未完のファシズム
  • 日本近代史
  • 軍人の思想
  • 戦争哲学の探求
  • 皇道派と統制派
  • 経済変遷の影響
  • 総力戦体制の成り立ち
  • 神がかりの時代
  • 日本の運命を考察
  • 歴史的文脈の理解

日本の近代史を深く掘り下げ、特に昭和期の軍人たちの思想と行動を追求する内容で、読者を引き込む論理展開が魅力です。持たざる国としての日本が、どのようにして総力戦体制に至ったのか、またそれがもたらした結果について考察されています。第一次世界大戦の影響や、戦争特需による経済の変遷、さらには精神論に依存せざるを得なかった哀しみが描かれており、非常に読み応えがあります。

著者は、ファシズムを目指したが未完に終わった日本の特殊な状況を指摘し、権力の空白や機能不全が戦争突入の背景にあったことを明らかにします。戦争哲学や歴史的な文脈を通じて、当時の人々のジレンマや意識の流れが浮かび上がり、読者に新たな視点を提供します。近現代史を学ぶ上で欠かせない一冊として、多くの示唆をもたらす作品です。

※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。

2026/07/20

日本が太平洋戦争に突入してしまった要因を、第一次世界大戦に求めて研究している。当時の軍人たちの思想や現実問題が絡み合い、なかなかにややこしい本。 太平洋戦争突入は「軍部の暴走」で一括りにされることもあるが、実際はそんな単純な図式ではないということが語られる。資源を持たず、国力も...

日本が太平洋戦争に突入してしまった要因を、第一次世界大戦に求めて研究している。当時の軍人たちの思想や現実問題が絡み合い、なかなかにややこしい本。 太平洋戦争突入は「軍部の暴走」で一括りにされることもあるが、実際はそんな単純な図式ではないということが語られる。資源を持たず、国力も大国に比べれば非常に弱い日本が、技術革新で物量が物を言う近代戦に精神性だけで勝てるはずがないと皆分かっていながらも、最終的には精神論や「玉砕」思想に偏ってしまっている。 それにしても、宗教から派生して終末思想のような思考に飛び火し、それが戦争・戦術の動機づけになるようなエピソードがあり、日本でもかつてそんなことを考えた軍人がいたのかと恐ろしくなる。

Posted by ブクログ

2026/06/26

日露戦争を経て、第一次世界大戦で日本は何を学んだか?軍人はなぜ精神主義に陥り、大敗にみちびいたのか。意外と語られない第一次世界大戦の日本軍の動き、学びから第二次世界大戦までを紐解く良書。 最新の戦を学び、一部ドイツ領青島戦では物量戦で勝利を収めるも、陸軍が変われなかった要因。 ...

日露戦争を経て、第一次世界大戦で日本は何を学んだか?軍人はなぜ精神主義に陥り、大敗にみちびいたのか。意外と語られない第一次世界大戦の日本軍の動き、学びから第二次世界大戦までを紐解く良書。 最新の戦を学び、一部ドイツ領青島戦では物量戦で勝利を収めるも、陸軍が変われなかった要因。 第一次世界大戦のドイツ軍の失敗した、シェリーフェンの短期決戦思考のうち部分的に成功したところだけを都合よく解釈して、なんと補給を考えないと言う愚策を統帥網領とする。勝つ算段を立てられなければならない立場とはいえ、海軍や外交、経済政策とセットで国防を考える視点が全くない… 持てない国を自覚して、勝てる相手しか戦わない暗黙の前提から殲滅戦即決を考えた皇道派。持てる国になるまで力をつけようと満州事変から泥沼の太平洋戦争へ行ってしまった統制派。結局いずれの信条もなかったのに戦争遂行内閣を組閣した東條英機… 明治までの国防のための戦略が、ずるずると拡大のための戦略になった。総力戦に対応するための国防のつもりだったのだろうが、占領地を増やせば統治コストもかかる。 後半はややまとめに苦労されている感じはするが、第二次世界大戦を振り返るには日露戦争後から出ないと難しい。 総力戦のためのファシズムをするには明治憲法は向いていなかったと言う制度論も学びだった。軍とシビリアンコントロールは昭和憲法で改善されているが、官僚の縦割りは解決していない。そこがサステナビリティやサーキュラーエコノミーで問題になるのかもしれない。

Posted by ブクログ

2025/11/07

なるほど。ファシズム体制にしたかったけど、できなかった。そんな各思想人や軍人のジレンマ、本音と建前、顕教と密教が本人たちのコントロール下を超えて世論に押し流されて暴走していった。 根本的にムッソリーニ政権下のイタリアとナチスドイツとは異なる「未完のファシズム」のまま、英米との戦争...

なるほど。ファシズム体制にしたかったけど、できなかった。そんな各思想人や軍人のジレンマ、本音と建前、顕教と密教が本人たちのコントロール下を超えて世論に押し流されて暴走していった。 根本的にムッソリーニ政権下のイタリアとナチスドイツとは異なる「未完のファシズム」のまま、英米との戦争に誰の意思もなく突っ込んでいった日本。 読み応えあるのに、非常に読みやすい良著。 日本の近現代史を勉強したいなら欠かせない本。 素晴らしかった。。。 合理主義だったからこそ精神論に走るしかなかった哀しい帝国の末路。 もてはやされている幕末の志士たちは、維新後に元老院として権力を振るった。権力にしがみついた。 しかし後継者を決めなかったし、制度化もしなかった。その結果、彼ら亡き後、誰も権力を振るえない機能不全が慢性化した異常な帝国となってしまった。 常に権力の空白地帯が存在し、誰もビジョンを持って戦争を避けることも、やめることもできなくなっていった。 明治維新の罪。 超法規的集団の元老院が権力を振るう明治、彼ら亡き後機能不全に陥った昭和。

Posted by ブクログ

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品

履歴をすべて削除しました