商品詳細
内容紹介 | //付属品~DVD付 |
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販売会社/発売会社 | 太田出版 |
発売年月日 | 2012/05/23 |
JAN | 9784778313142 |
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小川プロダクション『三里塚の夏』を観る
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商品レビュー
4.5
3件のお客様レビュー
三里塚での成田闘争について記した「ぼくの村の話」へのレビューから繋がってお借りした一冊で、DVD付きの豪華版。ページをめくると、小川伸介監督の撮り方や意図、この映画の表現についての解説を交えながら、当時の現地の様子や状況などが記されている。この時代の記録、小川氏が三里塚に至るまで...
三里塚での成田闘争について記した「ぼくの村の話」へのレビューから繋がってお借りした一冊で、DVD付きの豪華版。ページをめくると、小川伸介監督の撮り方や意図、この映画の表現についての解説を交えながら、当時の現地の様子や状況などが記されている。この時代の記録、小川氏が三里塚に至るまでの経緯などが整理され、最後に採録リスト、と続くドキュメンタリー。いきなり映像だけ見るとちょっと分かりにくいが、台詞や各シーンの解説を読みながらだとどんな状況で記録されたものなのかが分かる。 よくこれだけの記録を残したものだ、と思う。 最初は農業を営む人々のシンプルで当然の想い、自分たちの生業と築いてきたものを守りたい、という気持ちから出てきた行動だったのだ。 それが、さまざまな世情や政況、いろいろな思惑によって形ややり方が変貌していく。その過程や経緯の全容がこうしてまとめられてもなお、「じゃあどうすれば良かったのか?」という答えは出ないままだ。 過ちを認めるまでに何十年もかかる「国」や「政府」というシステムは、今も同じことを各地で繰り返し続けている。私欲と利権の争いに明け暮れる“お上”VS民衆、という構図は、今も昔も変わることがないようだ。
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小川紳介・小川プロダクションの傑作ドキュメンタリー『日本解放戦線 三里塚の 夏』の世界初DVD化。これだけでも大変な快挙だと思いますが、さらに本書では、 撮影当時のカメラマンである大津幸四郎氏をむかえ、映画のシークエンスを詳細に解 説。『三里塚の夏』および「三里塚闘争」の歴史的位...
小川紳介・小川プロダクションの傑作ドキュメンタリー『日本解放戦線 三里塚の 夏』の世界初DVD化。これだけでも大変な快挙だと思いますが、さらに本書では、 撮影当時のカメラマンである大津幸四郎氏をむかえ、映画のシークエンスを詳細に解 説。『三里塚の夏』および「三里塚闘争」の歴史的位置づけをめぐる各種論考も収録 した、盛りだくさんの内容です。こんなに豪華でいいのかしら。
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40年位前に見た映画でしたが、今見るとまた新鮮です。 小川紳介さんの映画は”圧殺の森”や"現認報告”などと"三里塚シリーズ”は映像の新鮮さと、権力に対抗する側からの視点とで引き付けられ、写真を撮る時の絵の作り方や心構えの様なものを勉強させられました。 今回はD...
40年位前に見た映画でしたが、今見るとまた新鮮です。 小川紳介さんの映画は”圧殺の森”や"現認報告”などと"三里塚シリーズ”は映像の新鮮さと、権力に対抗する側からの視点とで引き付けられ、写真を撮る時の絵の作り方や心構えの様なものを勉強させられました。 今回はDVDブックとしてカメラマンの大津さんが実際に映画を見ながらのお話が載っていたり、シナリオが載っていたりと、ビデオを見ながら読む事でより理解が深まりました。 映画の撮影時期が反対同盟が実力闘争に入って行く時で学生労働者の戦いを見ながら、実力闘争に入る同盟内部での葛藤などと撮影して行く中で徐々に同盟と一体化する撮影班、権力の行使する力を見た時に自然と対抗しなければ自分自身の存在の価値が無くなってくるような感覚、同時代に見た時とは違った見え方がしたりあらためて見ると空港反対闘争のいまも続く戦いの原点を感じます。 中心の為に犠牲になる周辺、そこに住む人達の犠牲、結局は原発問題や沖縄の問題などと同じ構図なのを感じます。 でも40年以上経ってもまだ戦い続ける農民がいて未だに完全な形にならない空港や、30年に戦い続けて原発を作らせない祝島の人達など、生活の中に根付く戦いの力強さをあらためて感じます。
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