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鉄道会社はややこしい 光文社新書
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鉄道会社はややこしい 光文社新書

所澤秀樹【著】

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鉄道会社はややこしい 光文社新書

858

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2012/05/17
JAN 9784334036874

鉄道会社はややこしい

¥858

商品レビュー

3.3

23件のお客様レビュー

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2018/11/04

鉄道マニアによる、鉄道会社の話。相互直通運転や駅の共同使用など、複数の鉄道会社に関わる事項について、実例を交えて紹介している。相互乗り入れには、それぞれの鉄道会社の思惑や事情があり、問題も多く、なかなか難しいことが理解できた。興味深い内容が多かった。 「地下鉄と郊外鉄道の相互直...

鉄道マニアによる、鉄道会社の話。相互直通運転や駅の共同使用など、複数の鉄道会社に関わる事項について、実例を交えて紹介している。相互乗り入れには、それぞれの鉄道会社の思惑や事情があり、問題も多く、なかなか難しいことが理解できた。興味深い内容が多かった。 「地下鉄と郊外鉄道の相互直通は、日本ならではの特異な都市鉄道整備の手段・文化ということができよう。東京名物いろいろあれど、地下鉄の相互直通もその一派なりで、新幹線同様、世界にもっと誇っていいと思う」p29 「東武伊勢崎線内を東京メトロ車が走っているときは、東武は東京メトロから車両を借りていることになり、同様に、日比谷線内を東武車が走っているときは、東京メトロは東武から車両を借りていることになる。この概念が肝である。すなわち、相互直通運転では当該事業者間に車両使用料の債権・債務が発生するということ。当然、東武は東京メトロに車両使用料を支払い、東京メトロも東武にそれを支払わなければならない」p78 「今は見違えるような改善を見たものの、昔は地下鉄へ直通する私鉄電車の車内に地下鉄全体の路線図などは掲出されていなかったものである。まさに他人の関係で、国鉄の地下鉄東西線直通車両にいたっては、中央線東京~高尾間の路線図のみを掲げ、「特別快速」の停車駅などを地下鉄の乗客にご案内していた」p105 「有名なのが寝台特急「北斗星」の客車で、JR北海道車6両とJR東日本車6両を連結して12両編成を組んでいる」p148 「(整備新幹線)人の動きが大して多くないところに無理矢理、新幹線をこしらえるのだから、それができてしまえば、並行する在来線などひとたまりもない。きっと閑古鳥が泣いてお荷物となるだろう。へたをすれば、運営するJR旅客会社の経営をも圧迫しかねない。大赤字に転落し、JRが第二の国鉄と化す恐れすらある。そこで、政府・自民党はJR保護のために奇策を編み出した。なんと、整備新幹線の開業時に、並行在来線をJRの経営から切り離すというもの。当然、廃止も想定に入っていよう。しかるに、並行在来線は地域の通勤・通学輸送を担っており、それをすべて新幹線に代替させるのは困難だ。貨物輸送の問題もある。だから、簡単には廃止などできない。けれども、並行在来線のJRからの分離を地元が合意しなければ、整備新幹線は着工に至らない。結局、板挟み状態の地方公共団体は、自ら第三セクターを設立し、並行在来線を引き受けるしか道は残されていないのである」p195 「(八丁畷駅)京急の下り線ホームと上り線ホームを繋ぐ跨線橋が、JR線のホームを兼ねている」p209

Posted by ブクログ

2017/09/05

やっと読み終えた、という義務達成感と疲労感だけが残った。複数の会社線に跨って列車を直通運転させる際の「ややこしさ」を、ややこしい文体で遠回りしながら上梓したとしか思えない。オタクの悪ふざけと言っては酷だが「浅草線一座」「他社線内でアルバイト」などの擬人化表現には抵抗を感じた。

Posted by ブクログ

2017/02/27

知らないこともたくさんあった。相互乗り入れについて、著者の見識が高いことはよく知ることが出来た。都営浅草線は京浜急行電鉄、都営浅草線、京成線、芝山鉄道、北総鉄道が乗り入れるおもしろい路線であることに触れつつ、それ以外のJRの境界駅、神戸高速鉄道、都営浅草線以外の東京の地下鉄を例示...

知らないこともたくさんあった。相互乗り入れについて、著者の見識が高いことはよく知ることが出来た。都営浅草線は京浜急行電鉄、都営浅草線、京成線、芝山鉄道、北総鉄道が乗り入れるおもしろい路線であることに触れつつ、それ以外のJRの境界駅、神戸高速鉄道、都営浅草線以外の東京の地下鉄を例示しながら論を進めていた。 内容については非常に豊富で含蓄に富み、とても勉強になった。しかし語法や文章の書き方について、違和感と幼稚さが垣間見えた。話し言葉がそのまま本になっている印象を受けた。これはあまりいただけないと思えた。

Posted by ブクログ

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