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ありえないことが現実になるとき 賢明な破局論にむけて
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2012/05/12 |
JAN | 9784480847232 |
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ありえないことが現実になるとき
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技術楽観論と、終末論的悲観を論を乗り越えて……破局への備えを精緻に論じた等身大の「リスク論」。 ジャン=ピエール・デュピュイ『ありえないことが現実になるとき: 賢明な破局論にむけて』筑摩書房、読了。 今必要なのは「リスク管理社会」による「延命」ではなく「賢明な破局論」との提言。現在進行形の破局を「未来に起こるものとして書き込まれた」破局と捉えること。デュピュイは発想の転回を促す。 直線的歴史時間に対してデュピュイは、過去と未来が相互に決定し会う「投企の時間」を提案する。未来への人類の歩みを、予告された破局という「自己破壊」を否定する企てと捉えること(「賢明な破局論」)。 操作と管理で未然に防ごうという技術的楽観論や終末論を丁寧に退ける点、そしてベルクソンからイリイチ、ノイマン、ロールズやヨナスまでの現代思想を縦横に引きながら論証する手腕はお見事である。 終末論的悲観論も技術的楽観論も共に人間の傲慢さ起因するのではないか--。経済的合理主義や訓戒的道徳論を超えた等身大の新しい「リスク論」と読むことができる。 そしてベルクソンからイリイチ、ノイマン、ロールズやヨナスまでの現代思想を縦横に引きながら論証する手腕はお見事。終末論的悲観論も技術的楽観論も共に人間の傲慢さ起因するのではないか。経済的合理主義や訓戒的道徳論を超えた等身大の新しい「リスク論」。
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第1部 リスクと運命 第2部 経済学的合理主義の限界 第3部 道徳哲学の困難、欠くことのできない形而上学
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