商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 平凡社 |
発売年月日 | 2012/05/10 |
JAN | 9784582767636 |
- 書籍
- 新書
職人歌合
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職人歌合
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商品レビュー
3
3件のお客様レビュー
積読消化。 岩波市民セミナーの講演に手を入れて収めたもの。そのせいか読みづらく、おそらく読みづらいことを分かった上で紙面上部に小さい見出しをつける工夫はしてあるけど、追うのに難渋した。
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141108 中央図書館 職人歌合というのは、知らなかった。中世以降、分化が進んだ様々な職能をもつ「職能民」についての講演記録。「道々の者」が、社会の中でけっして小さな役割に過ぎないなんてことはなかった。ビビッドなLIFEがそこにあったということだ。
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中世の庶民の職業にどのようなものがあったか。歌合の記録から探ります。ドイツのマイスタージンガーと同じような系譜ですが、日本の場合には貴族が職人に仮託して作歌した。そしてそれは貴族層の職能民に対する強い関心から来ているとのこと。日本の当時の社会構造を深く読み解いていく著者の視点はい...
中世の庶民の職業にどのようなものがあったか。歌合の記録から探ります。ドイツのマイスタージンガーと同じような系譜ですが、日本の場合には貴族が職人に仮託して作歌した。そしてそれは貴族層の職能民に対する強い関心から来ているとのこと。日本の当時の社会構造を深く読み解いていく著者の視点はいつも素晴らしいです。遊女がかつては落としめられた存在ではなく、14世紀頃までは宮廷とも近く、文化の担い手だった!日本の女性が文字を読み書きしたという世界でも特筆すべきレベルの知性であっただけでなく、自立性を備え、財産権まで持っており、高い社会位置にあったということは驚きでした。確かに枕草子は社会的な目をしっかり持っていた女性の書いたものです。百姓の中にかなり多数の非農民がいたという主張はいろいろな書物の中で繰り返されてきたものです。
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