商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2012/05/11 |
JAN | 9784150412579 |
- 書籍
- 文庫
ワン・デイ(上)
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ワン・デイ(上)
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商品レビュー
3.7
6件のお客様レビュー
キラキラ!ときめき!青春!という感じで好印象だったのだけど、映画がものすごく面白くなかったせいで小説の印象も陰り・・・
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面白い構成。 7月15日だけを描写しているので、 このあとどうなるの?と思っても翌日分は想像にお任せ…そして次の7月15日を読んで、この間に何があったんだろうとまた想像をめぐらせる。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
1年前に購入したまま積読になっていた本をようやく読み終えました。 「エマとデックス。デックスとエマ。」 大学卒業時の二人の出会いから、20代後半までの人生の紆余曲折を描いた上編です。 海外作品は日本語訳したものなので、どうしても表現的に単調な感じを受けることが多いなと思っていたのですが、 (もしくは長々とした海外的な比喩に飽きてしまうことが多い) なんだか久しぶりに楽しく読むことができました。 映画化もされたお話で、帯の内容からエマとデックスの愛を描いた作品であることはわかっているのですが、 1年のうちたった1日だけが書かれているので次の章にいくたびに2人の境遇が大幅に変わっている為、飽きないというか、章が変わるたびにドキドキさせられます。 20代前半ではエマが不本意な職につき、安アパートの納戸で暮らす自分に嫌気がさし。 人生をどうしたらいいのか、どうすれば今の状況から抜け出せるのか思い悩みます。 対してデックスは気ままな放浪の後、偶然掴んだチャンスを物にして輝かしいキャリアをスタートさせます。 しかし20代後半になるとデックスは芸能人として名前は売れるものの、芸能界の華やかな舞台の裏で精神的に追い詰められ、生活は堕落していきます。 エマはきちんとした職を得て納戸を抜け出し、20代の若い女性として満足のいく生活を手に入れます。 自由奔放で自己中心的、自信に満ち溢れたデックスと 保守的で良識を重んじるエマが、お互い愛しているのに近づいては離れ、すれ違う姿に惹きこまれました。 舞台はロンドン、1980年代から物語がスタートするので当時のロンドンの様子や流行はわかりませんが、なんとなく日本とは違う重たくて澱んだ空気感や色のくすんだ町並みを想像しながら読みました。 下巻でどのようなラストを迎えるのか楽しみです。 また、最後まで読み終わったら映画も観てみようと思っています。
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