商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2012/04/27 |
JAN | 9784104495023 |
- 書籍
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すべては今日から
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284 読書をする人は、しない人と比べて人生が4〜5倍豊かになると評者は信じている。 今や、想定外の事故や不祥事が頻発する、不測の事態大国、日本。その要因は、本を読まないこと、それも小説、つまりフイクションの類をまったく読まないことにあると考えるのは偏見であろうか。 ノウハウ...
284 読書をする人は、しない人と比べて人生が4〜5倍豊かになると評者は信じている。 今や、想定外の事故や不祥事が頻発する、不測の事態大国、日本。その要因は、本を読まないこと、それも小説、つまりフイクションの類をまったく読まないことにあると考えるのは偏見であろうか。 ノウハウ本やビジネス書、つまりは仕事に即役立つ専門書の類は読んでも 一切読まない。言葉を替えれば、人間の大事な人格形成期である子どもから青少年時代はもちろ んのこと、立派に成人しても文学というものにまったく親しむことなく、人生を送る人たちが今 やほとんどのようなのだ。 物心ついた頃から、家にいる時の父といえば、本を読む姿が一番当たり前だった。ゴルフをは じめ他にも趣味はあったのだが、記憶に残っているのは書斎や居間のソファ、あるいは食卓で本 に読みふける父のイメージだ。きっと、それが父にとって最良の休日の過し方だったのだろう。 本の話で思い出すのは、家族でハワイに旅行したときのことだ。大のヨーロッパ好きを自認し とりこ ていた父はある時、ハワイに行って以来すっかり虜になり、年に一、二回は家族を連れていくよ うになった。「もっと若いうちから行っておけばよかった⋯⋯」と本当に悔しそうに話していた が、ハワイの気候風土が父の感性に合っていたのだと思う。だが、結局のところハワイへ行って 世界に浸り続けていた。僕と母と姉は、父をひとりアラモアナの書店に かけるのだが、しばらくして書店に戻ると、まだ本を物色している。そこ 時間をおいて迎えに行き、大量の本を抱えて嬉しそうな父だけをホテルに送り届けるというのが 常だった。買い物などには全く興味のない父は、プールサイドやベランダでひたすら本を読み続 けていた。 ※北川 大祐(きたがわ だいすけ、1969年10月8日[1] - )は、実業家、元タレント。現在は児玉清事務所代表取締役、事務用品の販売・卸会社の株式会社チカダ代表取締役社長。タレントとしてのデビュー当初は父・児玉清が経営していた児玉清事務所に所属していたが、後にアダムスモデルスに所属した。東京都渋谷区出身[1]。タレント活動では当初「児玉 大輔」で活動していた[1]が、後に「北川 大輔」で活動していた。父は俳優・タレントの児玉清、母は元女優の北川町子。 来歴・人物 玉川大学卒業[1]。中学生時代からバスケットボールを続けていた[1]。タレントとして1988年5月24日にテレビ朝日系列放送テレビドラマ『火曜スーパーワイド・手料理かあさんと高校生花嫁の新家族ゲーム』でデビューしたが、このデビュー作がいきなり準主役、父との共演でも注目を集めた[1]。デビューした1988年当時は玉川学園高等部女子バスケットボール部のコーチもしていた[1]。その後はドラマの端役での出演が多かったが、後にモデルとして活躍し、CMにも出演していたこともある。後に引退して、現在は先述の通り、実業家として活動している。姉がいるが、2002年に胃癌で死去した(36歳没)。後に父も姉と同様、2011年に胃癌で死去した(78歳没)。
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本をこよなく愛し、これまでの人生に関するエピソードも交えた心温まる1冊。 タイトル項目「すべては今日から」はお気に入りのエピソードで定期的に読み返したくなります。 紳士的なイメージの中に葛藤や情熱をむき出しにした若かりし頃のエピソードも盛り込まれ、終始氏の人柄が現れており面白い...
本をこよなく愛し、これまでの人生に関するエピソードも交えた心温まる1冊。 タイトル項目「すべては今日から」はお気に入りのエピソードで定期的に読み返したくなります。 紳士的なイメージの中に葛藤や情熱をむき出しにした若かりし頃のエピソードも盛り込まれ、終始氏の人柄が現れており面白い。おすすめです。
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アタック25もその他出演作品もそんなに鑑賞していなかったけど、のほほんとすまして失敗をものともされないイメージがあった。(作品を観ずに勝手に想像して、ファンの方に失礼…汗) それが本を手にする(/手に入れようとする)とたちまち少しぶきっちょな老紳士、或いは感情豊かな少年に様変わり...
アタック25もその他出演作品もそんなに鑑賞していなかったけど、のほほんとすまして失敗をものともされないイメージがあった。(作品を観ずに勝手に想像して、ファンの方に失礼…汗) それが本を手にする(/手に入れようとする)とたちまち少しぶきっちょな老紳士、或いは感情豊かな少年に様変わり。嬉々としてページをめくられる姿が容易に想像できた。 男女観とか一部の考え方が昔ながらすぎて賛同できないところもあったけど、児玉さんの読書姿勢?は結構好き。好きになった作家や作品に一途で、それらへの情熱を忘れず敬意を示されたりと今更ながら学ぶところが多かった。 正しい読書の仕方を意義づけるのは難しいけど、個人的にこの姿勢は理想だと思っている。 こんな楽しそうに読書されるのを見ていると、何で通学・通勤中寝てばっかいたんだろうって後悔に苛まれてくる…実際本書の書評を見ていたら読みたい本が10冊以上出てきた。 翻訳版が出る前に原書を読み切るなどの徹底ぶりは本書を読む前から聞いていたけど、『ダ・ヴィンチコード』までそうして読破したと知った時はさすがに感嘆、というか戦慄した。二度見ならぬ二度読みした。(面白かったけど)歴史的固有名詞のオンパレードで、日本語でも読み切るのにエネルギーの要る話だったと記憶しておりますが…? どの読書体験も幸せいっぱいだったけど、幼少期のそれが一番好きかもしれない。剣戟小説や講談ものを同級生や両親と語り合い、その思い出がその後の「楽しい読書」へと繋がる。 笑顔の児玉少年が目に浮かび、その思い出の温かさに目頭が熱くなった。10年経った今でも夢中でページをめくっていると信じている。
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