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“癒し"のダンス 「変容した意識」のフィールドワーク

リチャードカッツ【著】, 永沢哲, 田野尻哲郎, 稲葉大輔【訳】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2012/05/11
JAN 9784062175531

“癒し"のダンス

¥3,080

商品レビュー

4.7

4件のお客様レビュー

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2023/10/10

めちゃくちゃ興味深い… 生きること、人の営みの本質。 淡々と描き綴られているが故によりそれを感ずることができる… (私にとっては、日々自分の癒しであり心を解放する太鼓や、施術者であり受け手でもある鍼灸とも重なった。)

Posted by ブクログ

2018/01/02

1968年にアフリカのカラハリ砂漠で3ヶ月間行われたフィールドワーク。クン族の人々がヒーリングダンスを用いて、癒やしの力を共同体的にシェアし、病を治療するシステムについて、癒し手のインタビューや参与観察を元に書いたもの。 クン族の人々の癒やしの力についても一つ一つ興味深いのだが、...

1968年にアフリカのカラハリ砂漠で3ヶ月間行われたフィールドワーク。クン族の人々がヒーリングダンスを用いて、癒やしの力を共同体的にシェアし、病を治療するシステムについて、癒し手のインタビューや参与観察を元に書いたもの。 クン族の人々の癒やしの力についても一つ一つ興味深いのだが、最後にガツンとやられたのは、西洋の精神医療との比較をした著者の一言。 「地域精神科医は、地域で行われる共同的な癒やしの儀礼を、おおいに必要としている。クンの癒し手と比べ、彼らはとても脆弱な立場にある。地域の支援もなく、個人の力で疾患を治癒させることを期待されているのだ。これは失敗を余儀なくされる状況で、治療者と地域との間に反目を生み出すことも多い。変容の教育は、治療者と地域共同体が、おたがいに助け合い、支え合い、癒やしの諸問題をとらえなおすための方法を示唆している。」p418-419 今、『プシコ・ナウティカ』で「そうそう!」と思っていた「地域」の力について、こんなに昔からはっきりと書いていた人がいるなんて。 そして、同時期にそれらの本に出会うなんて。 ヒーリングの力を用いるにしても、それはひとりの個人の枠組みの中で得るものではなく、より大きな文脈の中の一部としての自己という位置取りをしないと生まれてこないのだということがはっきり見えてきて、とてもとても勉強になる一冊だった。なにより、人類学の本にしては読みやすい。

Posted by ブクログ

2014/05/03

 臨床心理学者の著者は、アフリカのカラハリ砂漠で狩猟採集生活を営むクン(族)が行う「ヒーリング・ダンス」(以下ダンス)に深い興味を持ち、クンとともに3カ月間を過ごすフィールドワークに参加した。本書は、クンのダンスについて「内部に生きる人々の観点から書かれた最初の書物」だ。  クン...

 臨床心理学者の著者は、アフリカのカラハリ砂漠で狩猟採集生活を営むクン(族)が行う「ヒーリング・ダンス」(以下ダンス)に深い興味を持ち、クンとともに3カ月間を過ごすフィールドワークに参加した。本書は、クンのダンスについて「内部に生きる人々の観点から書かれた最初の書物」だ。  クンのダンスの特徴は、「薬物を使うことなしに、日常的に変性意識状態に入り、癒しの力を、共同体全体のために解き放つ」ことだ。著者フィールドワークは癒しというテーマに沿って細心に行われていくが、途中から著者がダンスに参加し、癒しを会得したいと感じたことで、世界はさらに広がっていく。  「地球上のさまざまな民族の治癒儀礼について考える上で決定的な理解の鍵を与えてくれる」、人類学や神経学にとっても刺激的で貴重な記録。

Posted by ブクログ

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