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灰色の動機 ベストミステリー短編集 光文社文庫
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灰色の動機 ベストミステリー短編集 光文社文庫

鮎川哲也【著】

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灰色の動機 ベストミステリー短編集 光文社文庫

649

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2012/04/12
JAN 9784334763978

灰色の動機

¥649

商品レビュー

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2014/03/02

+++ 森三郎という男性が陸橋の下で死体で発見された。しの子は、警察に過失死とされた恋人の死を不審に思い、事件として調べ始めた。しかし、容疑者は―(「灰色の動機」)。表題作をはじめ、珠玉のミステリーはもちろん、最初の小説である「ポロさん」、唯一のSFで文庫初収録の「結婚」など鮎川...

+++ 森三郎という男性が陸橋の下で死体で発見された。しの子は、警察に過失死とされた恋人の死を不審に思い、事件として調べ始めた。しかし、容疑者は―(「灰色の動機」)。表題作をはじめ、珠玉のミステリーはもちろん、最初の小説である「ポロさん」、唯一のSFで文庫初収録の「結婚」など鮎川作品の中で異色テイストの作品を満載した贅沢な一冊。オリジナル短編集第三弾。 +++ 「人買い伊平治」 「死に急ぐもの」 「蝶を盗んだ女」 「結婚」 「灰色の動機」 「ポロさん」 +++ 鮎川作品をたくさん読んでいるわけではないので、異色かどうかはよく判らないが、本作に収録されている六篇はそれぞれテイストが違っていて、読者を飽きさせない。いずれも1900年代半ばに著されたもののようだが、道具立てや背景は別としても、現代でも通じる要素がたくさんあるのに驚かされる。贅沢な一冊である。

Posted by ブクログ

2012/05/08
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※このレビューにはネタバレを含みます

『人買い伊平治』 金貸しの老人を殺害した容疑をかけられた若尾道春。死に際に残された「桐生」という言葉と「WM」のイニシャル。海外に逃亡した若尾からの手紙。シンガポールの娼館で人買い伊平治の下で働く若尾。娼婦との恋。殺害された娼婦の復讐。 『死に急ぐもの』 雪の道から転落した車。運転していた会社社長・福田の死。福田の所持していたワンピース。和服しか着ない後妻。 『蝶を盗んだ女』 デパートで蝶の標本を盗んだ女を目撃した若林慎一。万引きした女・大村みゆきに体の関係を強要した若林。関係が深まり恋に落ちた二人。若林の元に二人がホテルに入る写真を持ち込み金を要求する探偵。離婚に追い込まれた若林に仕掛けらた罠。 『結婚』 宇宙旅行が可能になった未来の世界。1度結婚したら離婚できない世界で初めて見た女性にプロポーズした男。 『灰色の動機』 酒に酔った状態で転落死していた森三郎。「よっちゃん」と呼ばれる男と一緒に飲んでいた森。「よっちゃん」の正体を探す刑事。浮かび上がった堤芳樹。2年前に死んでいた堤。死の直前見知らぬ男と宿に泊まっていた堤。再婚した堤の妻の誕生日の証言からの展開。 『ポロさん』 貧しい長屋に住むロシア人夫婦ポロさん。

Posted by ブクログ

2012/04/30

マニアックで変わり種の多いラインナップ。 探偵役がいないので、なんともふわふわした感じ。 唐突に終わってたり、後味が悪かったりと、アユテツらしくない作品の方が多い。 正直レビューにも困ります。 短編の名手なのでそこそこ面白いけど、なんにも響かない。 こういう作品を書いてた時期...

マニアックで変わり種の多いラインナップ。 探偵役がいないので、なんともふわふわした感じ。 唐突に終わってたり、後味が悪かったりと、アユテツらしくない作品の方が多い。 正直レビューにも困ります。 短編の名手なのでそこそこ面白いけど、なんにも響かない。 こういう作品を書いてた時期もあったのね、ってことですかね。

Posted by ブクログ

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