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ロマノフ王朝の至宝 華麗なるロシア 別冊家庭画報
2,200円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 世界文化社 |
発売年月日 | 2012/04/20 |
JAN | 9784418121199 |
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ロマノフ王朝の至宝 華麗なるロシア
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ロマノフ王朝の至宝 華麗なるロシア
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商品レビュー
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エルミタージュ美術館の、名画の数々! エカテリーナ2世の審美眼にはただため息…。宮殿や名所の紹介も充実しているし、中野京子さんと杏さんの対談も読み応えがあります。ロマノフ王朝の歴史ダイジェストも勉強になりました。 ロシアが二人の「大帝」の手で大帝国になったわけですが、その大帝国意...
エルミタージュ美術館の、名画の数々! エカテリーナ2世の審美眼にはただため息…。宮殿や名所の紹介も充実しているし、中野京子さんと杏さんの対談も読み応えがあります。ロマノフ王朝の歴史ダイジェストも勉強になりました。 ロシアが二人の「大帝」の手で大帝国になったわけですが、その大帝国意識は為政者から消えないんだな…と、昨今の国際情勢を見るにつけ思わされますね。
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「エルミタージュの食器コレクション」 この4月から「エルミタージュ美術館展」が始まりました。東京を出発点に、名古屋・京都へと巡回します。エルミタージュはロシアの女帝 エカテリーナ二世が自分専用の空間に貴重な美術品を集めていたのがその始まりで、現在では世界の至宝を所蔵する美術館と...
「エルミタージュの食器コレクション」 この4月から「エルミタージュ美術館展」が始まりました。東京を出発点に、名古屋・京都へと巡回します。エルミタージュはロシアの女帝 エカテリーナ二世が自分専用の空間に貴重な美術品を集めていたのがその始まりで、現在では世界の至宝を所蔵する美術館としても有名です。今回はその数あるコレクションのひとつから、食器についてのエピソードをお届けいたします。 * * * エカテリーナ二世の時代、少人数の仲間での集まりを「小エルミタージュ」と呼んだが、皇帝エカテリーナ二世の名のもとに、200名程度の客人を招待する夕食と舞踏の会を「大エルミタージュ」と呼んでいた。そこでは、君主や国家の権威を誇示する、数々の食器が用いられた。エカテリーナ二世は特に食器を好み、世界の名窯に特別に注文をしたのだった。 1709年、ベドガーが、ザクセンのカオリン(白色粘土)を原料とした白磁の製造に成功し、西洋磁器の歴史が始まった。マイセン窯の始まりである。 フランスでも1768年にカオリンの層が発見されると、真正「硬質」磁器の製造が可能になった。なかでも1778~79年にエカテリーナ二世がセーヴル窯に注文した「カメオ・セルヴィス」は、その代表例である。 60客用、700個を超える食器からなるセットで、フォルムが美しく質の高い装飾がなされている。鮮やかな青は薄い磁器の白さと金を一層引き立たせ、優雅な花柄模様に女帝がたいへん好んだ古代のカメオを模した絵がはめ込まれている。 また、ロシアはヨーロッパのなかでもイギリスの美術に真剣な関心を示した国であった。1768年に始まった第一次トルコ戦争にロシアが勝利したことを祝し、プロイセンのフリードリヒ大王はエカテリーナ二世にベルリン王立磁器製陶所の豪華な磁器製セルヴィスを贈ったが、同時にプロイセンの宮廷や領地などの風景画を描いたセットも注文していた。 これを聞きつけた女帝は、あたかも示し合わせたように同じような風景画の「グリーン・フロッグ・セルヴィス」をイギリスのウェッジウッド窯に注文した。それにより、このセットは女帝の権勢をアピールし、情報網の的確さやイギリスを選んだ女帝の教養までも示すことになったという。 ~『ロマノフ王朝の至宝 華麗なるロシア』より * * * ちなみに、エカテリーナ二世がウェッジウッドに注文した「グリーン・フロッグ・セルヴィス」は944点からなる食器セットで、これらが使われる宮殿が沼地にあったことからこの名がつけられたそうです。
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