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経済学とは何だろうか 現実との対話
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経済学とは何だろうか 現実との対話

青木泰樹【著】

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経済学とは何だろうか 現実との対話

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 八千代出版
発売年月日 2012/03/01
JAN 9784842915609

経済学とは何だろうか

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2025/12/07

現代経済学(主流派経済学)は地面という現実に戻れない“糸の切れた凧”。現実経済にいる一般人に恩恵をもたらすことに貢献できていない「失われた30年」という事実。もし経済学が科学であるならば,1世代そしてそれ以降の世代を貧困にした現実的結果によって,学説は反証されるが,その反証を認め...

現代経済学(主流派経済学)は地面という現実に戻れない“糸の切れた凧”。現実経済にいる一般人に恩恵をもたらすことに貢献できていない「失われた30年」という事実。もし経済学が科学であるならば,1世代そしてそれ以降の世代を貧困にした現実的結果によって,学説は反証されるが,その反証を認めようとしない。科学などではない。一般人にとって経済学は現実経済との関連においてのみ意味を持つのだから,科学であるかどうか以前に,無用の長物と言えてしまう。 著者は非常に知的謙虚さを備えた方であると思う。 ***** この[経済学を経済諸学説の「統一体」ではなく「集合体」として見る]認識なしに,あるひとつの学説にのみ立脚し,その学説の分析対象,分析目的および分析手法を経済学体系のそれと同一であると誤認することは,経済学研究にとって極めて危険である。特に,主流派経済学と呼ばれる経済学説を支持もしくは信奉する一般の経済人や経済学者の多くにこうした誤認が見受けられる。(p.3)  しかし,理論家のためには抽象化を経ねばならない。ありのままの現実を描写することは歴史的叙述やジャーナリズムにとっては有益なことであるが,学問にとってはそれほどの価値を見いだすことはできない。なぜなら理論であるからには,ある程度の一般妥当性が要求されるからである。現実描写は一事象の解説にすぎず,他の事象には当てはまらない。すなわち他の事象の説明に援用することはできないのである。ここで「ある程度の」と言う言葉を冠したのには理由がある。対象が社会科学の理論だからである。一般妥当性もしくは普遍性という言葉は,正確には時代,場所,状況,人間を問わず同一である,あるいは同一の結果が再現するという意味である。その呼称はまさしく自然科学の理論に相応しい。しかし,社会科学の場合は異なる。理論の価値が,特定の歴史的状況を説明できるか否かによって判断されるからである。(p.5) 論理的厳密性を重視する経済学者は,現実性を重視する学説に対して,「それは科学的ではない」と批判する。逆に,現実性を重視する経済学者は,論理的厳密性を重視する学説に対し,「それは現実を全く説明していない」と批判する。前者は「科学とは自然科学の手法を用いることだ」と案に主張し,後者は「それは社会科学ではない」という。この対立は「科学とは何か」という問題,すなわち科学観もしくは科学哲学の対立を内包している。(p.11)

Posted by ブクログ

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