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ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。 講談社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2012/04/13 |
JAN | 9784062772242 |
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ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。
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ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。
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商品レビュー
3.7
618件のお客様レビュー
殺害された女性が発見された後に行方不明となった娘を探そうとする娘の幼馴染の女性を主人公として、主人公の視点から語られるミステリー。 重たい。読了に時間がかかった。 登場人物の殆どが女性で、その繊細な感情の起伏や、人間関係の微妙で理不尽なバランスの説明に多くのページが割かれている。...
殺害された女性が発見された後に行方不明となった娘を探そうとする娘の幼馴染の女性を主人公として、主人公の視点から語られるミステリー。 重たい。読了に時間がかかった。 登場人物の殆どが女性で、その繊細な感情の起伏や、人間関係の微妙で理不尽なバランスの説明に多くのページが割かれている。 一言でいえば、ドロドロ。な話が好きな人には向いていると思うが、自分は感情移入出来なかった。 ただし、リアリティのある重さが、読む手を止めきれなかった。 主人公及び、その周りを取り囲む人物の理屈では説明できない人間関係は、女性特有の感情の様に思えると同時に、男性にその感情が皆無かと言われれば違う気もする。 男性は言語化が苦手なだけかもしれないなとも思う。 結局、タイトルの意図するところも、母親が亡くなるに至った要因も腑に落ちないままだったが、これもまたリアルに存在しうるストーリーであるという点だけは納得できた。
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※このレビューにはネタバレを含みます
女社会のしがらみと親の呪縛についてが主題かな。 女性同士の友情は形骸的、表面的という言葉に置き換えられるくらい気を遣い合う関係。 善良な子供にとっては、親が見せることの出来る世界の中でしか生きられない。その世界を広げられるかどうかは、自分でどれだけ選択してきたかによるんだなと思った。 表面的な友人しかいない、閉じられた世界で生きている子供が頼れるのは、自分の世界の創造者たる親であって、考えることも無く全て正解だと思ってしまう。 そんな世界に生きる女性のお話で、経験したことのない世界のことだったので、そんな世界もあるのかという感情を抱いた。 辻村深月さんの「親」へのフォーカスの当て方が好きなので、自分が親になるときは、辻村深月さんに取り上げられることのないようにしたいな笑
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「共依存」という言葉が読みながら頭に浮かんだ。 読みながら体力が吸い取られていくくらい、それぞれの感情が上手く書き記された小説。
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