ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。 の商品レビュー
読んでいて胸が苦しくなりました。 女の子同士のドロドロした感じや、感情の表現がリアルすぎました。現実にもそんな人確実にいるなあって読んでいました。だからこそ、読むのが辛かったです。
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感想書いてたのに…途中で消えてた…。このアプリ途中保存機能欲しい。読みながら書きたい人だっているだろうし。 読み終わった後すぐの気持ちは薄れましたが、「事件がどうなっていくか、真相は何なのか」という軸はありつつ人間関係、特に母娘と女友達がお互いに抱く感情がリアルに描かれていた。...
感想書いてたのに…途中で消えてた…。このアプリ途中保存機能欲しい。読みながら書きたい人だっているだろうし。 読み終わった後すぐの気持ちは薄れましたが、「事件がどうなっていくか、真相は何なのか」という軸はありつつ人間関係、特に母娘と女友達がお互いに抱く感情がリアルに描かれていた。そこまでドロドロした気持ちになる?そこまで言う?みたいに読んだ時は思ったけど、自分も無意識的に相手に対し「こういう子だよな」って思ったり相手の境遇と自分の境遇を比較したりしてるんだろうな。 あとは母親や女友達に限らず相手に対する気持ちって一つだけではないよね。好きな部分や一緒にいて楽だったり楽しいところはありつつ、呆れたり理解できなかったりたまに不快なとこがあったりする。基本は好きだけど何かのきっかけで苦手な時期ができたりね。そういうもんよね人間って。 まぁでもこれ読んだだけでは、私は及川さんの気持ちに1番共感したかも…。話の終盤でチエの印象は少し変わったけど、私もチエみたいな子いたらイライラしちゃいそう。私は及川さんほど色々持ってるわけじゃないし、地元から都会に出たって意味ではみずほの方が立場的に近いんだけど、みずほがやたらチエを庇うというか正義ヅラするのはモヤッとした。みずほだってチエを通して良い人になろうとしてるのにね。 母娘関係については、自分と自分の母の距離感もだけど今後生まれてくるかもしれない自分の子供と自分はどうなるんだろう、って考えた。自分はみずほやチエの母親みたいにならないだろうか。過剰な期待と依存をしないだろうか。ちょっと怖くもある。
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「家族」や「友達」の描写で共感できるものがたくさんあり、つい登場人物たちに感情移入してしまいます。 前半はただただ人間の怖さに共感し、読むのが億劫になってしまうときもありましたが、後半から謎が解け始めてくると、展開が気になってページをめくる手が早くなりました。 読み終わったあと...
「家族」や「友達」の描写で共感できるものがたくさんあり、つい登場人物たちに感情移入してしまいます。 前半はただただ人間の怖さに共感し、読むのが億劫になってしまうときもありましたが、後半から謎が解け始めてくると、展開が気になってページをめくる手が早くなりました。 読み終わったあとは、ただただ衝撃、という感じが残ります。 辻村先生は、誰かが感じているであろうつらさに寄り添ってくれるような作品が、本当に大好きです!
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幼馴染というものは、たとえ大好きと言うわけでなかろうとぜったいに見捨てることはできない 田舎、母娘、女友達、格差…いろんなテーマがページをめくる指を急がせる いい作品だと思う
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やっぱり辻村深月の作品は面白い!今回のタイトルも、読み終わって意味が分かって、あーそういうことかー、、、と。深い。この4つの数字の持つ意味の重さが、ズッシリと読み手の心にのしかかってきます。 様々な「女友だち」「母娘関係」「結婚」「合コン」「女の生き方」が出てくるのだが、事件を抜...
やっぱり辻村深月の作品は面白い!今回のタイトルも、読み終わって意味が分かって、あーそういうことかー、、、と。深い。この4つの数字の持つ意味の重さが、ズッシリと読み手の心にのしかかってきます。 様々な「女友だち」「母娘関係」「結婚」「合コン」「女の生き方」が出てくるのだが、事件を抜きにすると、これが本当に身近な世界観で共感しまくりです。そこで起きた事件だから、自分もその世界観にひたってちえみの身を案じ、どうしたのか?何があったのか?深く考えてしまう。謎が解き明かされていく過程はドキドキハラハラだけど、全てが分かるとちえみの純粋さと幼稚さに打ちのめされる。もう、ちえみ、何やってんのよーーー!!という感想。でもストーリー面白かったので好き。
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再読。 初めて読んだのは大学生だったか。 当時は母親との確執や女同士の心理戦、田舎独特の閉塞感 描写の正確さに舌を巻き、 のめり込むようにして読んだが、今回再読して、結末は全く覚えていなかった。 人間の記憶というのはとっても都合がいいなあとしみじみ。 結末を覚えていなかった...
再読。 初めて読んだのは大学生だったか。 当時は母親との確執や女同士の心理戦、田舎独特の閉塞感 描写の正確さに舌を巻き、 のめり込むようにして読んだが、今回再読して、結末は全く覚えていなかった。 人間の記憶というのはとっても都合がいいなあとしみじみ。 結末を覚えていなかったので 改めて細部の描写に感嘆しつつ ドキドキしながらページを捲った。 ストーリーとしての面白さはもちろんのこと、 女として生きる残酷さがこの本に全て詰め込まれている。 この絶妙な傷の舐め合いと駆け引きは、 男性には一生をかけても理解できない女の陰だと思う。 傲慢と善良は、面白かったけど、 結婚前に読んだら響いただろうなーの外様感が拭えなかったが、本書は、女である限り、瘡蓋を剥がし続ける。そういう本。 「その年齢になってみないと見えない世界がある」がずっしりと胃に鎮座する。
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面白かった。一章はミステリ仕立てになってて少しずつ明かされてく人間関係や人物像もリアルかつスリリングでドキッとするし、少しずつ秘密が見え出すあたりはなかなか胸に迫るものがあった。一転して種明かしの二章では登場する大学生が大きな救いになってたし、本人から語られるのもとても良かった。...
面白かった。一章はミステリ仕立てになってて少しずつ明かされてく人間関係や人物像もリアルかつスリリングでドキッとするし、少しずつ秘密が見え出すあたりはなかなか胸に迫るものがあった。一転して種明かしの二章では登場する大学生が大きな救いになってたし、本人から語られるのもとても良かった。しかし俺は男なので女性の熾烈な人生についてはあまり語る言葉を持たないわけだが、これがリアルなら女子とは凄まじいな。男性たちは呑気か小狡いかとしか描かれていないのが印象的だった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
201118 かがみの孤城を読んだのをきっかけに興味を持ったら家にあったので。 チエが逃げている理由は、伏線が張られているためなんとなく察した。ただタイトルの意味が「なるほど〜!」。 文章が読みやすいけど、それでもちゃんと感情というか描写がすごく丁寧に描かれていて、伏線もちゃんとあるから読んでいて納得しながら読み進められる。 まぁ昔の話を覚えてて子供産まんでもええやん、、、みたいなのはあったけど。 主人公が成人式?の日に見つけた手紙とかすごいうまいエピソードだなと思った
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感想を言葉で表現できい自分が不甲斐ない。 作者の作品に出てくる女の子の心理描写があまりにもリアルで苦しかった。心の底から思っているようで、そのうちには本人しかわからない隠された気持ちがある。口ではそう言っているけど、本当はそう思っていない。 自分もやっているように周りの人もや...
感想を言葉で表現できい自分が不甲斐ない。 作者の作品に出てくる女の子の心理描写があまりにもリアルで苦しかった。心の底から思っているようで、そのうちには本人しかわからない隠された気持ちがある。口ではそう言っているけど、本当はそう思っていない。 自分もやっているように周りの人もやっているかもしれない。気にし出したら人間不信になるけれど、女の子の友情ってそういう面とも上手く付き合っていかないといけない気がする。
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家族の形はそれぞれ。自分たちがよければそれでヨシ!とは、ならないのが世の中か?そして、いろんな友情の形。様々な問題が一人に覆い被さっている。 紹介文にあるように最後は救われるので良かった…と、しみじみ思う。
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