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真珠湾からバグダッドへ ラムズフェルド回想録
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真珠湾からバグダッドへ ラムズフェルド回想録

ドナルドラムズフェルド【著】, 江口泰子, 月沢李歌子, 島田楓子【訳】

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真珠湾からバグダッドへ ラムズフェルド回想録

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 幻冬舎
発売年月日 2012/03/22
JAN 9784344021563

真珠湾からバグダッドへ

¥2,860

商品レビュー

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2017/08/23

2015年秋の受勲者名簿に、その名前はあった。ドナルド・ラムズ フェルド。一瞬、目を疑った。授与されたのは旭日大綬章。昔で 言えば「勲一等」。 何の冗談だと思った。でも、日本の大手メディアはこの人選を まったく報道しなかった。叙勲には官邸のからの強い推薦が あったらし...

2015年秋の受勲者名簿に、その名前はあった。ドナルド・ラムズ フェルド。一瞬、目を疑った。授与されたのは旭日大綬章。昔で 言えば「勲一等」。 何の冗談だと思った。でも、日本の大手メディアはこの人選を まったく報道しなかった。叙勲には官邸のからの強い推薦が あったらしい。 平和憲法を戴く日本が、天皇陛下の名前で「戦争屋」に勲章を 与えるとは世も末だと思ったものだ。しょうがないか、安倍政権 だもの。 本書は最年少と最高齢の2度、アメリカの国防長官を務めた 「戦争屋」ドナルド・ラムズフェルドの自伝である。 訳あって、幻冬舎と太田出版の出版物は買わないことにしている ので本書は友人からの頂きもの。出典一覧を含めて900ページに 及ぶ大作なんだけれど、全編これ言い訳というか責任転嫁の書だ。 自己正当化を語らせたらこの人の右に出る者はいないだろうっていう くらいに他者の人物評を描きながら、「自分は悪くないんです」が延々 と続く。 正直と言えばそうなのだろう。未だにヴェトナム戦争をイデオロギーの 為の戦争だと思っているようだしな。 アメリカ政治の内幕を垣間見るのにはいいけれど、元々ラミー嫌いな 私ような読み手はもっと嫌いになること請け合いだ。 イラク戦争の時、開戦に反対するフランスとドイツを「古いヨーロッパ」 と呼んで、当時のフランス外相から「内戦や革命、世界大戦を体験し た古いヨーロッパから忠告する」と皮肉を言われたんじゃなかったか。 「アメリカは勝ち続けなくてはいけない」がラミーの信条のようだが、 朝鮮戦争以降、勝ったことがあったか?と思うんだよね。 でも、失敗を失敗と認めなければ「負け」じゃないんだよな。ラミーの 考え方がまさにこれ。究極のポジティブ・シンキングである。 というか、現実から目を背けてるとしか思えないんだが…ブツブツ。 ヴェトナム戦争の視察に行った際、アメリカ軍兵士がヴェトナム語を 理解しないまま派兵されたことを批判していたのに、自分が国防長官 になったらアラビア語を理解しないでイラク戦争をおっぱじめた。 そうして世界最強だったアメリカ軍に壊滅的な打撃を与えたんだよね。 フセインの大量破壊兵器なんてなかったのにさ。 イラク戦争の検証さえせず、こんなラミーを叙勲しちゃった日本政府も 恥ずかしいわ。

Posted by ブクログ

2015/09/14

[その男、不屈の体現者]アメリカの国防長官に2度にわたり就任し、ジョージ・W・ブッシュ政権ではアフガニスタン戦争及びイラク戦争の指揮を執る人物の1人であったドナルド・ラムズフェルド。毀誉褒貶が激しかった人物が、参画した政権の舞台裏や、自身の政治信念などを記した回顧録です。訳者は、...

[その男、不屈の体現者]アメリカの国防長官に2度にわたり就任し、ジョージ・W・ブッシュ政権ではアフガニスタン戦争及びイラク戦争の指揮を執る人物の1人であったドナルド・ラムズフェルド。毀誉褒貶が激しかった人物が、参画した政権の舞台裏や、自身の政治信念などを記した回顧録です。訳者は、それぞれ多くの翻訳を手がけている江口泰子、月沢李歌子、島田楓子の3名。原題は、『Known and Unknown』。 とにかく貴重かつ膨大な情報が詰め込まれているため、必ずや自身の関心に合致するものが得られるかと。近年のアメリカ政治に関する話はもちろんのこと、情報の取り扱い方や現代における戦争の変貌、そしてリーダーシップのあり方に至る幅広い分野に言及がなされていますので、著者が担ってきた重責のタフさを念頭に置きながら、この(主に分量的な意味での)タフな読書に挑んでみるのも良いのではないでしょうか。 解説でも述べられている点ですが、ラムズフェルド氏から見た率直な人物評価は特に一見に値します。正々堂々と自身の意見を(どちらかと言えばときに率直すぎる物言い で)披露する一方で、その正直さ故に敵を多く作り上げてしまったのかなとも感じました。 〜驚くべきことが起こった時、私たちがいつも驚くことこそが唯一の驚きだ、と私は時々言ってきた。〜 国防総省と国務省の関係性を知る上でも☆5つ

Posted by ブクログ

2014/03/18

ケネディ暗殺、ベトナム戦争、イラク戦争と近代史の大事件を身近に見聞してきた著者ならではのメモワールである。値段の割にボリュームもあり読書好きにはたまらないだろう。私は何とか読破したものの少々疲れた。

Posted by ブクログ

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