商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 宝島社 |
発売年月日 | 2012/03/09 |
JAN | 9784796688239 |
- 書籍
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僕はお父さんを訴えます
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僕はお父さんを訴えます
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3.7
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ある朝クラスメイトの原山沙紗(さーしゃ)から電話を受けた、中1の向井光一。 それは飼い犬リクが3キロ先の廃工場で瀕死の状態で見つかったとの知らせだった。 おぶって動物病院に駆け込んだが、亡くなってしまった。 沙紗と共にリクを殺した証拠をあつめ、司法浪人の敦に助けられて、犯人を民事で訴えることにした。 相手は、父,向井克己。 実の母は数年前に飛び降り自殺をしている。 後妻の真季とは籍は抜けてないがとっくに別居している。 実の父に中学1年息子が訴訟を起こせるのか? そして、その訴訟の裏にあるものとは?! って話。 途中で,裏にある目的がたぶんソレなんだろうとは思ったけど、まさかそれはおもってなかったーって結末でした。 途中,犬が虐待される描写があるのはなかなか辛かったー
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「器物損壊」 辛うじて生きていた。 必死に自宅へと帰ろうとしていたのなら、偶然だったとしても見つけてもらい家族に会えたのは良かったな。 「起訴の準備」 裁判を始めるために。 証拠品があるからこそ被告人とするのだろうが、素人の捜査だけで真実を解明するのは難しいのではないか。 「...
「器物損壊」 辛うじて生きていた。 必死に自宅へと帰ろうとしていたのなら、偶然だったとしても見つけてもらい家族に会えたのは良かったな。 「起訴の準備」 裁判を始めるために。 証拠品があるからこそ被告人とするのだろうが、素人の捜査だけで真実を解明するのは難しいのではないか。 「第一回口頭弁論期日」 予想よりも呆気ない。 まだ子供と呼ばれるような年齢であるうえに、相手が実の親だとなると誰だって話し合いをと言いそうだな。 「判決」 本当に訴えたいこと。 誰にも気付かれないように準備している間、よく心が壊れることなく一人で全てを抱え込むことができたな。
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「リクを殺した罪でお父さんを訴える。」 中学生・向井光一の愛犬リクの死因は明らかに人の手による虐待だった。疑いの目を実の父に向けた光一は民事裁判によってリクの無念を晴らそうとする。そして始まる裁判、淡白すぎる父の行動に関係者一同は困惑するが息子の光一はなにかを見つめている。判決の...
「リクを殺した罪でお父さんを訴える。」 中学生・向井光一の愛犬リクの死因は明らかに人の手による虐待だった。疑いの目を実の父に向けた光一は民事裁判によってリクの無念を晴らそうとする。そして始まる裁判、淡白すぎる父の行動に関係者一同は困惑するが息子の光一はなにかを見つめている。判決の日、法廷をひっくり返す大きな爆弾が投げられた。 子供が実父を訴えるという衝撃的なテーマであるが、検事や弁護士が跋扈する法廷ミステリーのような固苦しさはなく、子供が如何に裁判を進めていくかということを周りの協力とともにコミカルに描いている。しかし裁判の開幕から一変、父の読めない行動と少年の隠された真意によって法廷は大きく揺らぎだす。裁判について平易に書かれていて読みやすく、ミステリーとして予想外なところに帰着した優秀作。
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