1,800円以上の注文で送料無料

まさに世界の終り/忘却の前の最後の後悔 コレクション現代フランス語圏演劇08
  • 新品
  • 書籍
  • 書籍

まさに世界の終り/忘却の前の最後の後悔 コレクション現代フランス語圏演劇08

ジャン=リュックラガルス【著】, 齋藤公一, 八木雅子【訳】, 日仏演劇協会【編】

追加する に追加する

まさに世界の終り/忘却の前の最後の後悔 コレクション現代フランス語圏演劇08

1,320

獲得ポイント12P

在庫あり

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 れんが書房新社
発売年月日 2012/02/01
JAN 9784846203917

まさに世界の終り/忘却の前の最後の後悔

¥1,320

商品レビュー

4.5

2件のお客様レビュー

レビューを投稿

2022/02/28

繰り返される中断、省略。『たかが世界の終わり』を観て、やはり映画ならではの"間"の効果があったのだとわかった。活字を追うだけでは、肝心の沈黙の時間で語られるものを読み取るのは難しい(当たり前だが)。その場の雰囲気、そこで生み出される人間の対話(になっているのか...

繰り返される中断、省略。『たかが世界の終わり』を観て、やはり映画ならではの"間"の効果があったのだとわかった。活字を追うだけでは、肝心の沈黙の時間で語られるものを読み取るのは難しい(当たり前だが)。その場の雰囲気、そこで生み出される人間の対話(になっているのかは微妙だが)があってこそ、彼らの「解りたいのに解れない」痛々しい距離感を感じることができるのだと思う。 『忘却の前の最後の後悔』の方が『まさに世界の終わり』より集う人々の背景が透けて見えた気がした。これも映画化したら、私は観に行きたい。

Posted by ブクログ

2016/05/27

1995年、38歳の若さでAIDS(後天性免疫不全症候群)に斃れたフランスの劇作家・演出家ジャン=リュック・ラガルス(1957年~95年)が遺した2本の戯曲を収録した一冊。その作風は一見難解だが、読み込めば読み込むほど、人間心理の機微に触れた展開に夢中になっていくだろう。「まさに...

1995年、38歳の若さでAIDS(後天性免疫不全症候群)に斃れたフランスの劇作家・演出家ジャン=リュック・ラガルス(1957年~95年)が遺した2本の戯曲を収録した一冊。その作風は一見難解だが、読み込めば読み込むほど、人間心理の機微に触れた展開に夢中になっていくだろう。「まさに世界の終わり」は、不治の病で余命幾ばくもない主人公の話だが、そこで繰り広げられる対話は、何について語られているの最後まで明かされないから、観衆や読者は混乱に陥るだろう。「忘却の前の最後の後悔」は、ただ同然で手に入れた家の売却を巡る3人の男女の話。だが登場人物の過去は最後まで明かされい。そのため、観衆は「彼らは何が言いたいのか」さっぱりわからないまま、彼らのやりとりに延々と付き合わされることになる。どちらの作品にも、戯曲につきものの「ト書き」というのが全くないため、読者は舞台を、自分で想像しなければならない。だからこの作品は「人を選ぶ」だといえる。

Posted by ブクログ

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品