商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2012/02/25 |
JAN | 9784309225661 |
- 書籍
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禁断 二・二六事件
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禁断 二・二六事件
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4.5
3件のお客様レビュー
[未踏の心内]松本清張が『昭和史発掘』でスクープした二・二六事件における宮城工作作戦。丹念に当事者の手記などを読み込み、それから40年ぶりにその作戦に光を当て、二・二六事件の全容を解明しようと試みた、話題作にして問題作です。著者は、NHKで「プロジェクトX」の立ち上げなどを担当さ...
[未踏の心内]松本清張が『昭和史発掘』でスクープした二・二六事件における宮城工作作戦。丹念に当事者の手記などを読み込み、それから40年ぶりにその作戦に光を当て、二・二六事件の全容を解明しようと試みた、話題作にして問題作です。著者は、NHKで「プロジェクトX」の立ち上げなどを担当された鬼頭春樹。 今年暫定一番の作品。首謀者の一人である中橋中尉を軸として、二・二六事件の再構成を図っているのですが、ここまで説得力に満ち、それでいて読ませる「説」は未だ見たことがありません。これはノンフィクションなのか、歴史小説なのか、それともミステリーなのか......。なんとも味わい深い、いや、深すぎる一冊でした。 特に、画策された「昭和維新」が成らず、計画が失敗したところからの話が凄まじい。首謀者らが刑場に引かれていき、従容として銃殺刑に処される中、なぜ中橋は本書で描かれるような異常な行動に出、三発もの銃弾を喰らったのか......。うーん、今思い出しても鳥肌ものだし震えが走ります。 〜中橋基明中尉の非業の死にはトゲが刺さっている。このトゲはあくまで小さい。昭和天皇のそれと比較すれば、現代史の表舞台に登場するほどの大きなトゲではない。だが抜こうとすると、事件が内包する膨大な膿が流れ落ちて来る。二・二六事件が孕む禁断のブラックホールに入らざるを得ない。〜 昭和って本当に奥深い☆5つ
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事件前のことについてはあまり知らなかったので、興味深かった 天皇のことについても多く考えさせられ、読み終わるのに1ヶ月半かかってしまった
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グイグイ引き込まれました。新たな解釈でした。それにしても、何時の時代にも精神が醜い奴っているんですね。
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