商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新曜社 |
発売年月日 | 2012/02/23 |
JAN | 9784788512702 |
- 書籍
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3.11慟哭の記録
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3.11慟哭の記録
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商品レビュー
4.4
5件のお客様レビュー
「災害エスノグラフィー」を応用した手法で、様々な立場の人々の体験談をまとめたもの。ノンフィクションライターや記者がまとめたものとは違った、生の声に近いもので、その多様な人選(?)が、他の体験談本とは一線を画していると思った。マスコミからは伝わらないダークサイドもチラリと。
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あの日以降の、71人が記した日記とでもいえばいいか。記録といったほうが正確か。 書くことによって、前に進むこともあるのだろう。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
震災の本はたくさん出ているが・・・ この本は言葉だけで構成されており “震災エスノグラフィ"の応用的手法をとったものだ “エスノグラフィ”という言葉で思い浮かぶのは30年間非公開という条件の【防災の決め手「災害エスノグラフィー」―阪神・淡路大震災秘められた証言】ではないだろうか しかし こちらは公表を前提として 調査者は収集に徹し 分析や解釈を加えずに 【それぞれ どこにいて何をしたか「当事者」が書いたものを集めたキロク】である あれだけの広い場所で起こった出来事 当事者でないと書けない文章 もちろん 当事者と言っても それぞれが全く違う体験をしているんだという事 だけど助かったあと 家族や友人知人を探す様子 それはとても臨場感があふれ 圧倒され 一気には読めず 毎日少しずつ読んだ その本の最初に書いてあった一節 当たり前だけど 改めてそうだよねって思ったことがある 「実際にその場で震災に遭遇し 苦難の日々を経験した71人自らが 書きしるしたものである、身の丈から記された記録には 津波の映像を見て「早く逃げて」と願うまなざしはありえない」 あとがきに原稿を依頼されて引き受けたが 辞退された方もいたと書いてあった あまりにつらい体験をした人が声をあげて語る、コトの重み を多少なりともしている私は この本の証言をした方の後ろに 声を上げるコトが出来ない人たちがたくさんいて そして亡くなった方もいることを実感した
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