商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2012/02/08 |
JAN | 9784166402106 |
- 書籍
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幸田文
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幸田文
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商品レビュー
4.3
6件のお客様レビュー
たぶん、学生時代の国語の授業以来読んだ幸田文。私も選者の川上さんと同じで著者に対し先入観を持っていた。家事能力が完璧で、着物への造詣の深さは折り紙付き、典型的な大和撫子のような人だと思っていたが、このアンソロジーを読んで、著者の新たな面を見ることができた。流麗で品よく、教養に裏付...
たぶん、学生時代の国語の授業以来読んだ幸田文。私も選者の川上さんと同じで著者に対し先入観を持っていた。家事能力が完璧で、着物への造詣の深さは折り紙付き、典型的な大和撫子のような人だと思っていたが、このアンソロジーを読んで、著者の新たな面を見ることができた。流麗で品よく、教養に裏付けられた文章の中に、時折ピリッと皮肉が効いていたり、頑固な面を覗かせていたり。揺れ動く心情が繊細に綴ってある娘時代の回想も良かったが、露伴の最期を看取った際のエピソードは壮絶で一番印象に残った。
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柔和で女性らしいが、しなやかな強さがある。「あしおと」「ふじ」「午後」「知らない顔」「捨てた男のよさ」「週刊日記」あたりが好み。
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作家・幸田文の随筆を、作家・川上弘美が選んで一冊の本にまとめた随筆集。 幸田文さんは「知ってるつもり?!」や「グレーテルのかまど」で観て興味はあったものの、実際読むのは初めて。 幸田露伴の娘、ということも知ってはいたけど、幸田露伴の著書も読んだことはなく(笑) なのであまり強い...
作家・幸田文の随筆を、作家・川上弘美が選んで一冊の本にまとめた随筆集。 幸田文さんは「知ってるつもり?!」や「グレーテルのかまど」で観て興味はあったものの、実際読むのは初めて。 幸田露伴の娘、ということも知ってはいたけど、幸田露伴の著書も読んだことはなく(笑) なのであまり強いイメージはないまま読みました。 エッセイを読む場合は、何のイメージもないまっさらな状態のほうが楽しめるような気がする。 父・露伴とのエピソードが半分くらいを占め、あとは学生時代のことや、日々の様々なことを少し冷めた皮肉的な視点で綴る随筆など。 最後にあるお悩み相談集?みたいなのもおもしろかった。 このシリーズ何冊かあったから他の作家さんのも読んでみたい。 その人を知れるというのもあるし、どういう文章を書くのかもわかるから、エッセイっていいと思う。
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