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ホーダー 捨てられない・片づけられない病
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 日経ナショナルジオグラフィック社/日経BPマーケティング |
発売年月日 | 2012/01/27 |
JAN | 9784863131316 |
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ホーダー
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ホーダー
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商品レビュー
3.5
10件のお客様レビュー
借りたもの。 ホーディング(がらくた収集癖)…捨てられない、片づけられない人々の事例を集めたもの。 ホーダーへの治療や対策の具体的なハウツーについては言及されていない。 多様なケースが紹介され、そうした傾向に苦しむ人々がいる認知と、多少なり改善された事例、リバウンドしてしまうケー...
借りたもの。 ホーディング(がらくた収集癖)…捨てられない、片づけられない人々の事例を集めたもの。 ホーダーへの治療や対策の具体的なハウツーについては言及されていない。 多様なケースが紹介され、そうした傾向に苦しむ人々がいる認知と、多少なり改善された事例、リバウンドしてしまうケースなどが紹介され、ホーダーたちのケアに必要なことを模索している。 ……先天的な要因の場合もあるが、多くの後天的な精神疾患に家族関係の問題があるように、ホーダーも然りのようだった。 冒頭から、脅迫的ホーディングの最たる事例・コリヤー兄弟( https://en.wikipedia.org/wiki/Collyer_brothers )の逸話が紹介される。ホーダーが強迫性障害(OCD)のひとつではないかと考えられていたが、遺伝的なつながりや脳の活動パターンが異なるとの事。むしろ衝動制御障害(ICD)に似ているらしい。 挙げられている人々は、モノに価値を置き、手放せない。モノに“感情移入”し、手放すことで“何か”を失うことを恐れているようにも思う。 彼らにとってモノは外界――人間関係――との繋がりを媒介してくれる存在であるようだった。オニオマニア(乱買癖)――買い物症候群――然り。 また、自己実現や記憶の外部化、物質化でもある。出来ていることを目に見える形にしたり、行ったところを‘忘れないように’形にする。 私が衝撃的だったのは、このホーダーという行為が、無機物に留まらず、動物にも向くことがあること。掲載されていたケースでは、動物保護の名目で保護した猫たちに適切なケアが行われず、多頭飼育崩壊を起こし、劣悪な環境に陥っていた。その数、600頭…… そして保護している当人は「自分は適切な管理をしている!」と本当に信じている。 ホーダーは総じて、モノに溢れてかえって不便な生活をしているのに、モノの情報量が多すぎて処理できなくなっている…… 存在しているモノを“当たり前”として認知していない。 ちょっと別なケース?でADHDの子供も。 他者の介入によって改善したり(かなりマメに付き合ってた)、それでもリバウンドしてしまったり(ちょっと行かれなかったり、介入者との信頼関係が築けなかったり)… 何かひとつの原因がある訳ではない。 ただ、総じて彼らは完璧主義者、失敗を恐れる、頑固な傾向がある。 気づきとサポートが必要なことが伝わってくるが、並大抵の労力では難しそうだ… 断捨離はこれらを改善するだろうか? Webナショジオ > 【連載】「捨てられない」という病 https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/20120313/302255/
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当てはまるところたくさんあってドキッとした。 物欲はないし、DMなどは捨てられるし、新聞もとっていないので、ゴミ屋敷になることはないけれど、使っているものに対してただ保管しているものが多いような気がする。しかも、一旦手に入れたものは捨てられない、優先順位つけられない、ゆえに片付け...
当てはまるところたくさんあってドキッとした。 物欲はないし、DMなどは捨てられるし、新聞もとっていないので、ゴミ屋敷になることはないけれど、使っているものに対してただ保管しているものが多いような気がする。しかも、一旦手に入れたものは捨てられない、優先順位つけられない、ゆえに片付けられない。子供の頃からの悩みではあるけれど、中々解消できない。 病気と言われるとそうかも、って思うけど、じゃあ、治せるのって言うとどうなのか。 整理整頓できるのが普通という常識(特に女子に対して)と思われているけれど、いつも整理整頓できている方が、人として異常ではないかと思ったりする(潔癖症とかね)。
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「ゴミ屋敷」、「片付けられない人々」などと簡単な言葉ではなく、「ホーダー(貯蔵する人)」はなぜモノに捕われているのかを深く分析しています。 そもそも、『モノを持つことによって幸せになる可能性は、私たちの経験から来るのではなく、「持つ」嗜好を強調した賢いマーケティングにあるという...
「ゴミ屋敷」、「片付けられない人々」などと簡単な言葉ではなく、「ホーダー(貯蔵する人)」はなぜモノに捕われているのかを深く分析しています。 そもそも、『モノを持つことによって幸せになる可能性は、私たちの経験から来るのではなく、「持つ」嗜好を強調した賢いマーケティングにあるということ』らしい。 そして、「ホーダーはモノを通して世界と繋がろうとしている」。つまり、「私たちは自宅にモノを所有するが、同時にモノに所有されている」。 我々は巧妙なマーケティングによって、以下の構図の中で踊らされていることに気が付く。 ”持つことが幸せ” ↓ ”モノを持たされている” ↓ ”無くなると不安” ↓ ”捨てられない” ↓ ”モノに囲まれていれば安心” しかも、このモノは、”使い道”が重要ではなく”可能性”が所有者にとって最も重要。 ホーダーは病気といえば病気なのだが人災といえば人災なのである。
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