商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2012/01/27 |
JAN | 9784103318514 |
- 書籍
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義烈千秋 天狗党西へ
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義烈千秋 天狗党西へ
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商品レビュー
3.5
7件のお客様レビュー
悲劇の集団天狗党。水戸藩の内ゲバと言ってしまえばそれまでだが、素志の貫徹の為、決死の行軍をする姿にはやられた。小四郎の思いは志半ばで散っていった同士のみならず、冥土の久坂玄瑞にも届いたと思う。
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幕末の水戸藩天狗党の騒動を描く歴史小説。 著者初の幕末物ということですが、ベテランだけにうまくまとまっていると思います。 地図が巻初と巻末にありますが、巻末の地図はもう少しページを増やしてでも敦賀までの詳細がしいところです。 同じ事件を扱った名著「天狗争乱」(吉村昭)を以前読んだことがありますが、作者によって描写や雰囲気がすごく異なることが面白いです。 できれば、比較して読まれると良いかと思いました。
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朝井まかて「恋歌」と同様、天狗党の乱を描いたもので、恋歌が女達の目線なら、こちらは実際に西上した藤田小四郎を中心とした男達の目線となる。 恋歌を読んで既に感じていたが、尊皇攘夷で知られる水戸藩が、藩を真っ二つにした大規模な内乱を起こしていたことと、会津同様の悲劇に改めて驚かされ、かつ目頭が熱くなる。 追う者追われる者、双方に大義名分はあるので良いも悪いもないが、そんな中で、能力はあろうが、保身しか考えない無責任な男として描かれる徳川慶喜が逆に印象的だ。 ほんの少し気になるとすれば「王になろうとした男」でも感じたが、この作者は結構ifを多用するなと、言い換えればタラレバを挟んで来るのがちょっとしつこいなと。 ただ作者の意を借りて思うのは、もし最後まで幕府に歯向かうことのなかった天狗党が、途中で倒幕に傾いていたとしたらどうなっていただろうか。
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