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寺田寅彦 漱石、レイリー卿と和魂洋才の物理学 中公新書
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寺田寅彦 漱石、レイリー卿と和魂洋才の物理学 中公新書

小山慶太【著】

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寺田寅彦 漱石、レイリー卿と和魂洋才の物理学 中公新書

946

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2012/01/25
JAN 9784121021472

寺田寅彦

¥946

商品レビュー

3.4

7件のお客様レビュー

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2023/04/14

寺田寅彦が古典物理を使いこなして日常の事象を理解・説明してしまう様子は、建物構造を構造設計者が端的なモデルで理解しようとする姿勢をより広い意味で実現していて、実現できる言葉をもっていることがうらやましいし、そのように古典物理を使いこなしたいとも思った。

Posted by ブクログ

2017/03/31

「寺田寅彦」と書名にあったので、彼に関する評伝あるいは、物理学者としての側面、もしくは、文筆家としての側面について書かれた本かと思ったが、違った。 著者の「寺田寅彦には、二人の師となる人がいる。それは、レイリー卿と夏目漱石だ」という主旨はわかるが、やや強引かとも。 内容も物理...

「寺田寅彦」と書名にあったので、彼に関する評伝あるいは、物理学者としての側面、もしくは、文筆家としての側面について書かれた本かと思ったが、違った。 著者の「寺田寅彦には、二人の師となる人がいる。それは、レイリー卿と夏目漱石だ」という主旨はわかるが、やや強引かとも。 内容も物理学(変遷や歴史)についての記述が多く、「寺田寅彦」そのものに関する記述が少ないようにも思う。 物理学者であり、優れた文筆家であったことは、本書を通して、改めてわかる。

Posted by ブクログ

2013/07/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

小山慶太『寺田寅彦 漱石、レイリー卿と和魂洋才の物理学』中公新書、読了。漱石門下の寅彦はその文才でつとに名高いが、学師はノーベル賞科学者レイリー卿。古典物理学と量子論の交代期を生きたレイリーは「空はなぜ青いか」を解明した最後の道楽学者でもあったという。本書は二人の師匠の関わりから寺田物理学の神髄に迫る一書。 寅彦は随筆や俳句を発表し、芸術も嗜んだ。アートに愉しむ如く、意表をつくテーマの研究に没頭した。同世代の科学者が先端の吸収に明け暮れる一方で、寅彦は、研究をまさに「愉しんだ」。「ねえ君、不思議だと思いませんか」。人が「研究する」意義を本書は問い直す。

Posted by ブクログ

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