商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 医学書院 |
発売年月日 | 2012/01/25 |
JAN | 9784260015363 |
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俺に似たひと
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俺に似たひと
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商品レビュー
4.1
27件のお客様レビュー
介護につきまとう愚痴や不満、社会批判は書かれていない。おそらく日々の苦労はもっとあっただろうから、淡々と綴ることで伝えたい普遍的なテーマがあったのだと思う。 病を得るまでは矍鑠としていた父親が、精神の平衡を保つために自我を手放し、朦朧、せん妄を経て身体の機能を低下させていく過...
介護につきまとう愚痴や不満、社会批判は書かれていない。おそらく日々の苦労はもっとあっただろうから、淡々と綴ることで伝えたい普遍的なテーマがあったのだと思う。 病を得るまでは矍鑠としていた父親が、精神の平衡を保つために自我を手放し、朦朧、せん妄を経て身体の機能を低下させていく過程。 これを受け入れ、静かに見守る。抗わない。 冷静な老いの記録があれば、読んだ人のロールモデルになり、親の介護をする時に受け入れられる。そんな草の根活動のような記録だと思う。
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母親と父親の介護と看取りまでのお話。実話らしく、読むのをためらったのだが、小説風に書いてるとのことだったので読んでみた。いろいろ大変だよね。
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母親が亡くなり、父親も追うように介護が必要になった。 そんな父親との約1年半に渡る介護生活を描いた一冊。 感動や頑張る姿など、無駄な感情描写がないのが本当に心地よい。 筆者が何気なく当たり前のように書いている「会社と病院に行く日々」がどれだけ大変で、当たり前にすることが難しい...
母親が亡くなり、父親も追うように介護が必要になった。 そんな父親との約1年半に渡る介護生活を描いた一冊。 感動や頑張る姿など、無駄な感情描写がないのが本当に心地よい。 筆者が何気なく当たり前のように書いている「会社と病院に行く日々」がどれだけ大変で、当たり前にすることが難しいことか。 それを感情を挟まずに淡々と、的確にけれども暖かい文章で書かれてることがこの本の最大の魅力。 自分の祖父母や両親の顔を思い浮かべずには読めない一冊。 あとがきに筆者の奥様のことを書かれてる点も素晴らしい心配り。 というよりも、そんな質問投げる人の神経もどうかと思うがそれは別の話ということで。
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