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ひとりの夜を短歌とあそぼう 角川ソフィア文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 角川学芸出版/角川グループパブリッシング |
発売年月日 | 2012/01/25 |
JAN | 9784044054038 |
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ひとりの夜を短歌とあそぼう
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ひとりの夜を短歌とあそぼう
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商品レビュー
3.8
21件のお客様レビュー
女優や漫画化、絵本作家など異業種の言葉の天才たちが詠んだ短歌を、人気歌人がコメント。 様々な職業・年齢の方々が一つのテーマに対して詠んだ短歌に対し、歌人の穂村さん・東さんと雑誌編集者の沢田さんがコメント・批評をするという形式の歌集です。 それまでに積み重なったいくつもの歌か...
女優や漫画化、絵本作家など異業種の言葉の天才たちが詠んだ短歌を、人気歌人がコメント。 様々な職業・年齢の方々が一つのテーマに対して詠んだ短歌に対し、歌人の穂村さん・東さんと雑誌編集者の沢田さんがコメント・批評をするという形式の歌集です。 それまでに積み重なったいくつもの歌から、詠み人の人間性まで丸裸にされてしまうようなコメントが、興味深いとともに少し怖い。言葉のプロフェッショナルってやっぱりすごい。 「べたべた」や「自慢する」、「芽きゃべつ」といった一風変わったお題や、特定のホラー映画などを詠むという題が出てくるのも面白いです。 読んでいて思ったのが、あるテーマに対して感じる事というのは人それぞれ違ってしかるべきだと思うのですが、それでも詠まれている内容にはどこか共通する本質のようなものがあって(例えば「芽きゃべつ」に対する歌だったら集団性のようなイメージ、内に何か秘めている印象など)、そこに共感したりしているのではという所。 実は短歌というのはイデアにとても近い所にある文化だったりするのかななどと感じました。
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漫画家、翻訳家、学生など、様々な世代、職のひとが1つのお題で短歌を詠む。 意外な言葉遣いで思いがけない風景を描きだす。 文庫版あとがきで、穂村氏(歌人の穂村弘氏。この短歌会の選者のひとり)が、漫画家・吉野朔実さんの歌を引いてコメントしているが、「その後」のことを考えると、なん...
漫画家、翻訳家、学生など、様々な世代、職のひとが1つのお題で短歌を詠む。 意外な言葉遣いで思いがけない風景を描きだす。 文庫版あとがきで、穂村氏(歌人の穂村弘氏。この短歌会の選者のひとり)が、漫画家・吉野朔実さんの歌を引いてコメントしているが、「その後」のことを考えると、なんだかぐっとくるものがある…。 (コメントが書かれたのは平成23~24ごろ)
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
YouTubeで10年前ですが、この本の出版記念動画を見つけたので取り寄せてみた。 https://www.youtube.com/watch?v=kBEK0MnPZqM&t=15s なんと令和4年4月に再版ということであとがきが新しくなって嬉しい。 大人の修学旅行的に短歌を夜通し鑑賞する感じ、引率の先生は穂村弘先生と東直子先生☆ 挿絵も豪華な著名人が担当されてます。 お題は嫉妬、べたべた、えらぶ、芽キャベツ、空・海、自慢する、夏の想い出というラインナップ。 お題が難しいのに皆さんの歌がどれも素敵で真似したい 穂村さんのコメントが本当に良くて、作者はとても嬉しいだろうなあという愛ある言葉で何度も味わえる。 エネルギー感というのは万能なところがある ただぼおっと見ていたのでは永遠に見つからない。体を差し込んでいかないと分からないこと 残る歌っていうのは、そのときうわーってのけぞるような恥ずかしい歌 効率が悪いということが二人の親密さの証し 東さんのコメントは言葉が個性的でインパクトがある 関係性のニセモノ感を表現している 幸せな判断停止状態 人の歌を批評することによって、自分自身の問題も分かってくる ゲル状になってひたひたと心に染み込んでくるような歌 東さんの特に好きだった歌 芽キャベツはつやめきながら湯にうかぶ<生まれる前のことを話して> シュールな物語が始まりそうな夢見心地 お料理したくなる 穂村さんの特に気になった歌 こんなめにきみを会わせる人間は、ぼくのほかにはありはしないよ まああ、いやらしい自慢かしら、と思ったら江戸川乱歩の明智探偵のセリフをアレンジしたらしい 「自転車のサドルを高く上げるのが夏をむかえる準備のすべて」 これからの季節にもぴったりのさわやかな風がふきそう。
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