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戸村飯店 青春100連発 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2012/01/04 |
JAN | 9784167768027 |
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戸村飯店 青春100連発
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戸村飯店 青春100連発
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商品レビュー
4.2
354件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ヘイスケ兄弟の両親が素敵。 特にお父さんの50万のくだりに感動した。 やっぱり親って、子供が思う以上に子供の性格を理解しているのかな。 ヘイスケが突然大阪に帰りたくなった気持ち……よくわからない。 東京巡りをした日の夜、やっぱりここじゃない!って思ったのかな。 瀬尾まいこさんの本はいつも暖かくて安心して読める。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
最近瀬尾まいこさんの著作を色々読んでいる自分に気づいた。 まぁ、Amazonのオススメに載ってくるからという理由が5割くらいなんだけど。 その中でもこれは表紙のデザインにインパクトがあって、抜群にかわいくて目をひいた。 そして内容もすごくハートフルで面白そうだったので購入。 購入後、このインパクトあるカバーは実は第二カバーというか、カバーと同じサイズの帯のようなものだということがわかった。単行本自体も2012年の出版らしいので、その後10年以上経ったので色々と切り口を変えてのプロモーションなのかな?でもこういうの良いなぁ。鷲掴まれた! 読み始めて3行、まず大阪弁が過ぎる、という印象から始まる。なかなかこんな最初から最後まで、大多数の登場人物が大阪弁な小説ってなかなかない気がする。しかも関西弁でなく大阪弁。なおかつ大阪弁の中でもこてこての大阪弁。書く方のハードルはもちろん高いのだが、大阪弁が分からないとか嫌いという人には読むハードルも高そうだなと思ってしまった。 大阪弁に気を取られつつもページを繰っていくと、いろんなところで涙が・・・いかんいかん、これだから中年は・・・と1人でツッコミながら読み進める。 性格の全く違う兄弟が、高校まではいがみあって、というか避けあって、というか極力関わらないように過ごしてきたが、進路について相談するようになり、再び打ち解けるというストーリーだった。(ちょっと雑にまとめすぎてるが。) クールで要領の良いヘースケ(なんでクールやのにヘースケなんて間抜けたネーミングなんやろうという疑問は残るが)と、真っ直ぐで誰からも愛されるコースケ。 お互いコンプレックスやら相手への不満やらさまざまな苦悩を抱えつつ、無関心を装って相手の領域には近づかなかった中高時代。 年の近い兄弟ならどうしても比べられることも多いし、自分自身でも比べてしまうこともあるだろう。自分にないものを相手に見つけは劣等感を持つけどそれを認めたくないプライドのせいで好ましくない態度を取ってしまったり。 男兄弟だと共通の趣味がない限り、会話しないことも普通なのかもしれない。 その後再会し、お互いを理解しあうところがしみじみとハートフルでとても良かった。いがみあっていてもルーツは同じ。絶対的に共有してきたものが大きい。さまざまな誤解があっても最後には分かり合える、というか尊重し合えるんだなと思った。 この兄弟の関係性の描き方もすごく良かった一方で、コースケの高校生活の描写もすごく生き生きしていてニヤニヤしながら読んだ。 もう二度と戻ってこない高校生活、今しかできない青春を、これでもかというくらい真剣に向き合う姿が清々しい。 コーラス大会のくだりがあり、コースケが指揮、北島くんというクラスメイトがピアノの伴奏をすることになりその後仲良くなるのだが、なんとなく既視感があった。 「そして、バトンは渡された」の早瀬くんのくだりだった。 瀬尾まいこさん、高校のコーラスにすごく思い入れがああるのかな?ピアノの伴奏の男子学生に恋してたのかな?など想像してしまう。 早瀬くんはもちろんだが、北島くんもめちゃくちゃナイスガイ。ピアノがうまいのにひけらかすでもなく、めっちゃ親切でめっちゃええ奴。かなり好感度高かった。 北島くん以外にもこのストーリーにはヘースケの友人古嶋やバイト先のカフェのオーナー品村さん、実家の戸村飯店の常連さんなど名脇役揃い。常連さんの人情あふれる描写も良かった。 思いついた順に書いてしまったので着地点が分からなくなってしまったが、すごく良かった。 マイ解釈としては「理解者」「ルーツ」「青春」がテーマかなと思った。
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笑いと涙ありの作品。 岡野ちゃんが次男に書いてあげた4行の手紙、ほんま青春やな、青春ってええなって。 最後古嶋は新幹線ホームで泣きながら走るシーンは流石に笑うたwこんなに速く走るやつはないってなんやねんw そして読み終わってから中華が食べたくなった。
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