商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 吉川弘文館 |
発売年月日 | 2011/12/17 |
JAN | 9784642057363 |
- 書籍
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米軍基地の歴史
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米軍基地の歴史
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【琉大OPACリンク】 https://opac.lib.u-ryukyu.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB07715086
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【米軍基地はアメリカのためにある】 在日米軍は日本を守るためにあるのではない。あくまでアメリカ本土を守り、アメリカのグローバルな国益を守るために駐留しているのである。 本書は、ともすれば多くの日本人が認めたがらないこの当然の事実を、第二次世界大戦後の海外の米軍基地形成過程をたどる...
【米軍基地はアメリカのためにある】 在日米軍は日本を守るためにあるのではない。あくまでアメリカ本土を守り、アメリカのグローバルな国益を守るために駐留しているのである。 本書は、ともすれば多くの日本人が認めたがらないこの当然の事実を、第二次世界大戦後の海外の米軍基地形成過程をたどることによって実証している。敗戦国や、英仏の植民地ネットワークを土台として全世界的に展開された米軍の海外基地の狙いは、あくまで米国の敵対勢力を本土からはるか離れた前線で撃破することだった。こうした超大国アメリカの身勝手な国際戦略が冷戦下も冷戦後も「変更すべきでない現状」としてまかり通っているのだ。 米中対立の中で、日本政府が「前線」を自ら引き受けようしている現在、「何のための米軍基地か」を見据える必要がある。 本書が、戦後史における戦争責任問題回避と米軍基地容認との結託を指摘している点も重要である。(本土に沖縄の米軍基地を引き取る福岡の会/門倉)
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19世紀末以降、現在に至るアメリカ軍の軍事基地の世界展開史。アメリカ政府・軍の未刊行文書を中心とする多数の史資料から、米軍基地がいかに拡大し、世界規模のネットワークを形成したかを、国際関係の変容や基地受入国・地域との緊張を軸に明らかにしている。特に沖縄や日本本土の米軍基地の歴史...
19世紀末以降、現在に至るアメリカ軍の軍事基地の世界展開史。アメリカ政府・軍の未刊行文書を中心とする多数の史資料から、米軍基地がいかに拡大し、世界規模のネットワークを形成したかを、国際関係の変容や基地受入国・地域との緊張を軸に明らかにしている。特に沖縄や日本本土の米軍基地の歴史的変遷を局地的ではなく、世界史的・巨視的視野から実証的に位置づけ、他の米軍受入国との共通点と相違点が明確に示されている。米軍基地に起因する性売買・性暴力に1章を割いているのも特筆に値する。米軍の世界展開の背景に依然として植民地主義が抜きがたく存在し、他方、在地の基地反対運動や政権の交代が米軍の展開を強く制約していることがよくわかる。
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