商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 金の星社 |
発売年月日 | 2011/12/09 |
JAN | 9784323072418 |
- 書籍
- 児童書
さくら
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さくら
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商品レビュー
3.5
2件のお客様レビュー
5年ブックトーク「動物と人間のかかわりをえがいた物語」 紹介。 涙なしには読めません・・・ やっぱりどうしても自分の飼い犬と合わせてしまう。。。
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(2012.06.18読了)(2012.06.14借入) 【東日本大震災関連・その94】 副題は【原発被災地に残された犬たち】です。 2011年3月11日の東日本大震災に伴う福島第一原発の事故により20キロ圏内の住民は、とるものもとりあえず避難せざるを得ませんでした。 家畜やペッ...
(2012.06.18読了)(2012.06.14借入) 【東日本大震災関連・その94】 副題は【原発被災地に残された犬たち】です。 2011年3月11日の東日本大震災に伴う福島第一原発の事故により20キロ圏内の住民は、とるものもとりあえず避難せざるを得ませんでした。 家畜やペットは置き去りにというか、置いていかざるを得ませんでしたし、避難所や仮設住宅では、飼うことができないので、放置されたままでした。 繋がれたままだったり、室内に閉じ込められていたペットは、そのうち死亡してしまいました。放されたペットたちも食料が十分調達できなければ、いずれ弱って死んでしまいます。 多くのボランティアや行政によって、助けられたペットもたくさんいるようです。捕獲できれば捕獲し、もとの飼い主が見つかるまでは、まとめて面倒を見るセンターを作ったり、希望者に預かってもらったりもしているようです。 元の飼い主が見つかっても、飼える状況でなければ、飼えるようになるまで、どなたかに預かってもらうということもあるようです。 ペットが嫌いな人や、ペットを飼うのはぜいたくだという人にとっては、さほど重要とは思われない話なのでしょうが、ペットも自分たちの家族と感じている方たちにとっては、いたたまれない話でしょう。 この本は小学校3~4年生向けでしょうか? 絵もついていますが、文字が主です。漢字には振り仮名がついていますので、まだ習っていない漢字があったとしても読むには差し支えないでしょう。 ひとみちゃんという小学生の女の子に飼われていたさくらという犬の物語です。 ひとみちゃんの家は、海が見える高台にあったので、津波の被害はありませんでした。 原子力発電所で爆発事故があったために、20キロ圏内の人たちに避難指示が出たために家族で避難をすることになり、さくらには、1週間分のドックフードを置いて出かけました。 3~4日で戻れると思っていたのです。 さくらは、10日たってもひとみちゃんたちが帰ってこないので、このままでは飢え死にしてしまうと判断し、鎖を切って自由になります。 食べられるものを食べ、飲めるものを飲み、飢えをしのぎますが、日に日に痩せてゆきます。一回り大きいクロと仲良くなり、一緒に行動するようになります。 5月に入ると、住民の一時帰宅が始まりました。飼い主のひとみちゃんが帰ってきたのかと思いましたが、そうではありませんでした。 帰ってゆくバスを必死で追いかけましたが、追いつけるはずもありません。 バスの中から、さくらを見つけた人がいましたが、放射能に汚染されているかの知れない犬を連れてゆくことはできません。 【目次】 1 みんなは無事? 2 あのときのこと 3 ちょっとのがまん 4 町じゅうの人気者 5 生きるための脱出 6 新しい仲間たち 7 決死の追いかけっこ 8 えらい人との約束 9 いつかきっと あとがき ☆関連図書(既読) 「見捨てられた命を救え!」星広志著、社会批評社、2012.02.05 「おいで、一緒に行こう」森絵都著、文芸春秋、2012.04.20 (2012年6月19日・記)
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