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透明人間の告白(下) 河出文庫
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透明人間の告白(下) 河出文庫

H.F.セイント(著者), 高見浩(訳者)

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透明人間の告白(下) 河出文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2011/12/05
JAN 9784309463681

透明人間の告白(下)

¥1,045

商品レビュー

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7件のお客様レビュー

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2022/09/17

「H・F・セイント」のSF作品『透明人間の告白(原題:Memoirs of an Invisible Man)』を読みました。 たまにはSF作品もイイなぁ… と思い、本書をセレクトしました。 -----story------------- 35歳の平凡な男性「ニック」は科学研...

「H・F・セイント」のSF作品『透明人間の告白(原題:Memoirs of an Invisible Man)』を読みました。 たまにはSF作品もイイなぁ… と思い、本書をセレクトしました。 -----story------------- 35歳の平凡な男性「ニック」は科学研究所の事故に巻き込まれ、「透明人間」になってしまう。 その日からCIAに追われることに…… 〈本の雑誌が選ぶ30年間のベスト30〉第1位に輝いた不朽の名作。 解説:「椎名誠」 〈上〉 三十四歳の平凡な証券アナリスト「ニック」は、科学研究所の事故に巻き込まれ、「透明人間」になってしまう。 透明な体で食物を食べるとどうなる? 会社勤めはどうする? 生活費は? 次々に直面する難問に加え、秘密情報機関に追跡される事態に…  〈下〉 「透明人間」になってしまった「ニック」は、彼を万能のスパイとして利用しようとする秘密情報機関に追われ、ニューヨークを放浪する日々。 もはや平凡な幸せは手に入らないのか?… ミステリ、SF、冒険小説、ロマンスの面白さを凝縮したエンタテインメントの新たなる古典、堂々の完結編。 ----------------------- 平凡な人間が、突然、「透明人間」になってしまったら!? というテーマに真面目に取り組んだ作品でしたね、、、 証券アナリストの「ニック・ハロウェイ」は、科学研究所の事故に巻き込まれ「透明人間」になってしまう… 「透明人間」になって、無限の自由を手に入れられるかと思われたが、現実では、無限の自由どころか、「透明人間」であるが故の難問に次々と直面する。 秘密情報機関に追われ、「透明人間」であることを誰にも告白できない… 会社に勤めることができず、食料を買うこともできず、安全な部屋もなく、そして、お金を稼ぐことすらできない、、、 道路を歩けば、クルマに轢かれそうになったり、歩行者とぶつかったり、雨の日に気配を感じられ腕白な子ども達に襲われたりと危険なことばかり… 電車やバス、エレベーターに乗ることも困難になり と、大都会ニューヨークでサバイバルな生き方を選択せざるを得なくなる。 そして、一緒に事故に巻き込まれた建物や道具、服や靴は「ニック」と同様に透明になんですが、その他のモノを身に着けると、当然、存在がバレて(見えて)しまうので着替えもできないし、冬服はないし、、、 何かを食べると食べたモノ(吐瀉物と同等なモノ)が食道や胃を通過して消化される様が見えてしまい、食事すらまともに摂れない状況… 「ニック」が知恵と工夫で逃亡生活(サバイバル生活)を乗り切る展開を、「ニック」に感情移入しながら読み進めた感じでしたね。 SF作品なんですが、アクションあり、冒険要素あり、そして、ラヴロマンスあり… と多くの要素が詰め込まれていて、愉しめる作品でした。 でも、「椎名誠」の評価が物凄く高かったので期待し過ぎてしまいましたね、、、 面白かったけど、そこまででの傑作ではなかったかな… という感じです。

Posted by ブクログ

2022/08/02

上下巻に分かれてますが、下巻に入ってからの展開が特に面白く後半はあっという間に読み終わってしまいました。 透明人間という題材で、喜劇/悲劇のどちらかに針を振り切るのでもなく、透明人間として生きる孤独や辛さといったシリアスな面と、何というか「大真面目であるが故にかえって生じるある...

上下巻に分かれてますが、下巻に入ってからの展開が特に面白く後半はあっという間に読み終わってしまいました。 透明人間という題材で、喜劇/悲劇のどちらかに針を振り切るのでもなく、透明人間として生きる孤独や辛さといったシリアスな面と、何というか「大真面目であるが故にかえって生じるある種のバカバカしさ(空腹に耐えかねて物を食べると胃の中のものが透けて見えちゃうとか)」みたいなもののバランス感覚が終始素晴らしいです。 自分は元々この小説の存在を知っていた訳ではなく、「高見浩さんが翻訳したもの」という探し方でたまたま出会ったのですが、話の面白さに純粋に没頭させてくれる期待通りの名訳でした。

Posted by ブクログ

2021/12/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

上巻の半分ぐらい読んでこれは久々の脱落本か?と、思いつつも読み進めて正解。 でも、それもアリスが登場するまで。 アリスは特異すぎてやや都合のよいキャラにしか見えない。 退屈な部分はあれど全体としては楽しめました。 透明人間になったならと読みながら考えてみたが、それほどしたいことがないことに気づく。 確かに本編の主人公もただ生き延びることに終始。 楽しめないものなんだなぁ。 SF小説でこういう大変な目に合う主人公が経済的に安定するには株に手を出すのは定番なのね。 それはこの国ならではなのかな?

Posted by ブクログ

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