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翁 OKINA 秘帖・源氏物語 角川文庫17164
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 角川書店 |
発売年月日 | 2011/12/02 |
JAN | 9784041001905 |
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翁 OKINA
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翁 OKINA
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商品レビュー
3.7
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ものの怪は物の気配、本来は人と物との間に生じた気配、それを感じ取ったもの。しかしそれに名を与え、人の思いを乗せることで神にも鬼にもなると言う。鬼がまだ「もの」と呼ばれていた時代の話… これもやはり、人と物との関係性を起点に産み出されるという点では「われーなんじ」の世界に繋がるも...
ものの怪は物の気配、本来は人と物との間に生じた気配、それを感じ取ったもの。しかしそれに名を与え、人の思いを乗せることで神にも鬼にもなると言う。鬼がまだ「もの」と呼ばれていた時代の話… これもやはり、人と物との関係性を起点に産み出されるという点では「われーなんじ」の世界に繋がるものと言えるだろうか。 人間は「人と間」によって形作られる存在と言えるか。しかし決して「人」と「間」は切り離せない。われーなんじの「ー」こそ「間」であるのか。となると「間=ー」とは、なんじに対するアプローチ、動的な側面を持ちうる文字(記号)となるだろうか。 人間は、人ー間間ー人(「物」でもよいが)ということでしか存在し得ない。絶対的な個としての単体の「人」の存在はあり得ない。故に人間と書くのか。否応なくそうせざるを得ないから。 陰陽師やシャーマンが当たり前にいた時代、文化は「間」との繋がり、アプローチ、認識がより身近だったのだろうな。それ故、間と間が混ざりあうことで、多くの物の怪が生まれたのだろう。 物の怪のもつ不思議な魅力…それは、かつては当たり前に共有できたが、時代と共に消え失せていった「間」への狂おしいほどの憧憬がそうさせるのかもしれない。
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★3.5 光源氏と蘆屋道満が一緒に謎解き。その答えはわたし的にはアレ?感があったが、続きが気になって引き込まれるタイプのお話である。
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陰陽師の何巻だったかのあとがきで紹介されていて、気になって手を伸ばした一冊。 陰陽師の舞台を変えて、バディを光の君(光源氏)と蘆屋道満に置き換えた安定した構成。 謎とその解明の過程で、キリスト教やギリシャ神話なんかも登場し神話の謎解きを楽しんでられる。 葵の上が憑きものに...
陰陽師の何巻だったかのあとがきで紹介されていて、気になって手を伸ばした一冊。 陰陽師の舞台を変えて、バディを光の君(光源氏)と蘆屋道満に置き換えた安定した構成。 謎とその解明の過程で、キリスト教やギリシャ神話なんかも登場し神話の謎解きを楽しんでられる。 葵の上が憑きものに悩まされ、その解決のために、蘆屋道満と光の君が、奔走する。 まぁ完全無敵の蘆屋道満と、同じぐらい完全無敵の光源氏がバディで主人公なので、恙なくひもとかれはするけれど、陰陽師シリーズ好きなら問題なく楽しめる色んな意味でスピンオフ。
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