商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2011/11/21 |
JAN | 9784103314714 |
- 書籍
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吉田キグルマレナイト
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吉田キグルマレナイト
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商品レビュー
3.8
13件のお客様レビュー
男性には多いとかなんとか、ストレスからうんこ出ちゃうー、てか実は出ないけど、なんか出そうでたまらん、ていうやつ。知り合いにもけっこう困ってる人がいて、自分は大丈夫だけど、でもノロの時の強烈なやつがしょっちゅう来るんだと思うと、恐ろしくて夜も眠れない。というわけで、主人公がこのうん...
男性には多いとかなんとか、ストレスからうんこ出ちゃうー、てか実は出ないけど、なんか出そうでたまらん、ていうやつ。知り合いにもけっこう困ってる人がいて、自分は大丈夫だけど、でもノロの時の強烈なやつがしょっちゅう来るんだと思うと、恐ろしくて夜も眠れない。というわけで、主人公がこのうんこの恐怖に震えているのが、まぁ本編と直接関係ないけど、微妙なリアリズムを生んでいて、なんともはや。 でもこの話はうんこにはあんまり関係ないわけで、ともかく臨場感がすごくて、本を読みながら、しかも言っちゃなんだけど地味とも言える演劇の世界をぐいぐい持ってくるのがなんとも気に入りましたわけで。普段は演劇とかパレードとか見ても、ちょっと遠くから見てる感じなわけですが、一緒に楽しもうというのはね、これ大事なんですね、という淀川長治的な感想を持ったわけです。というか、ともかくちょっと引いてしまったりせずに、この勢いに一緒に乗るのが粋というやつですかね。
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万城目に似た雰囲気。 何でもないことの表現が面白い。 前半は面白くってぐんぐん引き込まれたけど、後半は少し失速した感じかな。
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p179『芝居ってのはな、役者が着飾ってやるもんじゃねえんだ。着てるもん脱いで丸裸になってやるもんなんだよ』 数年前に新聞で大賞が発表されてからずっと読みたかった、第23回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞作品。 京都の大学生は、不可思議な青春をすごすものなのでしょうか。 これも...
p179『芝居ってのはな、役者が着飾ってやるもんじゃねえんだ。着てるもん脱いで丸裸になってやるもんなんだよ』 数年前に新聞で大賞が発表されてからずっと読みたかった、第23回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞作品。 京都の大学生は、不可思議な青春をすごすものなのでしょうか。 これもまた、京都の大学生が、奇妙な着ぐるみ劇団で舞台をする物語です。 学生時代、演劇と関わっていた身なので、序盤のジョニーさんの台詞は嫌いじゃないです。 なによりもゴッツァンの、王様に言われた言葉と、ゴッツアンの言葉に感動した。 「役ってのは、自分の方に引き寄せるもんなんだ」 次第に小説というより台本読んでるイメージになっていました。 葉一の青臭さが随所染み出てる感じ。青春って恋愛のイメージがあったけど、これもすごく青春してるなぁ。(恋愛フラグも無きにしも非ず?) ただ、ファンタジーらしい奇妙が起こるのが中盤なので、少し遅めです。雰囲気を作る前に飽きそうでした…。 後半のパレードの華やかさとかお祭り騒ぎという盛り上がりは良かったです。
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