吉田キグルマレナイト の商品レビュー
男性には多いとかなんとか、ストレスからうんこ出ちゃうー、てか実は出ないけど、なんか出そうでたまらん、ていうやつ。知り合いにもけっこう困ってる人がいて、自分は大丈夫だけど、でもノロの時の強烈なやつがしょっちゅう来るんだと思うと、恐ろしくて夜も眠れない。というわけで、主人公がこのうん...
男性には多いとかなんとか、ストレスからうんこ出ちゃうー、てか実は出ないけど、なんか出そうでたまらん、ていうやつ。知り合いにもけっこう困ってる人がいて、自分は大丈夫だけど、でもノロの時の強烈なやつがしょっちゅう来るんだと思うと、恐ろしくて夜も眠れない。というわけで、主人公がこのうんこの恐怖に震えているのが、まぁ本編と直接関係ないけど、微妙なリアリズムを生んでいて、なんともはや。 でもこの話はうんこにはあんまり関係ないわけで、ともかく臨場感がすごくて、本を読みながら、しかも言っちゃなんだけど地味とも言える演劇の世界をぐいぐい持ってくるのがなんとも気に入りましたわけで。普段は演劇とかパレードとか見ても、ちょっと遠くから見てる感じなわけですが、一緒に楽しもうというのはね、これ大事なんですね、という淀川長治的な感想を持ったわけです。というか、ともかくちょっと引いてしまったりせずに、この勢いに一緒に乗るのが粋というやつですかね。
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万城目に似た雰囲気。 何でもないことの表現が面白い。 前半は面白くってぐんぐん引き込まれたけど、後半は少し失速した感じかな。
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p179『芝居ってのはな、役者が着飾ってやるもんじゃねえんだ。着てるもん脱いで丸裸になってやるもんなんだよ』 数年前に新聞で大賞が発表されてからずっと読みたかった、第23回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞作品。 京都の大学生は、不可思議な青春をすごすものなのでしょうか。 これも...
p179『芝居ってのはな、役者が着飾ってやるもんじゃねえんだ。着てるもん脱いで丸裸になってやるもんなんだよ』 数年前に新聞で大賞が発表されてからずっと読みたかった、第23回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞作品。 京都の大学生は、不可思議な青春をすごすものなのでしょうか。 これもまた、京都の大学生が、奇妙な着ぐるみ劇団で舞台をする物語です。 学生時代、演劇と関わっていた身なので、序盤のジョニーさんの台詞は嫌いじゃないです。 なによりもゴッツァンの、王様に言われた言葉と、ゴッツアンの言葉に感動した。 「役ってのは、自分の方に引き寄せるもんなんだ」 次第に小説というより台本読んでるイメージになっていました。 葉一の青臭さが随所染み出てる感じ。青春って恋愛のイメージがあったけど、これもすごく青春してるなぁ。(恋愛フラグも無きにしも非ず?) ただ、ファンタジーらしい奇妙が起こるのが中盤なので、少し遅めです。雰囲気を作る前に飽きそうでした…。 後半のパレードの華やかさとかお祭り騒ぎという盛り上がりは良かったです。
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まとまっているなとは思ったけども全体的に地味な印象。 主人公も特に魅力が無く、作中の劇もそんなに面白くなさそうに映りました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
京都の大学生、だけどアクション俳優のバイトで忙しい水野葉一。大抜擢された役つきなのに、腹痛のため失敗、当然クビ。 そんな時、拾われたのが一風変わった着ぐるみ劇団「鞍馬からかさ一座」慣れない着ぐるみでアクションな上に、いきなり主役をさせられてしまう。けれど、不思議な声が聞こえてきて、葉一を助けてくれる。その声の招待とは・・・。 舞台役者のたまごの青春物語。サクサク読めて楽しい。
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京都の着ぐるみ一座の摩訶不思議な青春活劇。 設定は面白いが、作風が万城目もどきなのが気になる。 高度な等身大着ぐるみは劇団カッパ座(たっくんのオモチャ箱が懐かしい)、 戦隊ショーはまさしく東映ものやJACを彷彿させられてうれしかったです。 ただファンタジー部はスターウォーズのフォ...
京都の着ぐるみ一座の摩訶不思議な青春活劇。 設定は面白いが、作風が万城目もどきなのが気になる。 高度な等身大着ぐるみは劇団カッパ座(たっくんのオモチャ箱が懐かしい)、 戦隊ショーはまさしく東映ものやJACを彷彿させられてうれしかったです。 ただファンタジー部はスターウォーズのフォース、 エンディングはTDLのパレードやがネタ元と思われ、 もっと昇華させて、オリジナルな力強さがほしかったです。
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京都の鞍馬でスーツアクター(着ぐるみかぶる人)のアルバイトをする大学生のお話。 きぐるみにファンタジー要素がちょっぴりふりかかっているけど、 基本は劇団員の青春物語でした。 わたしは四畳半規模のファンタジーが好みなので満足ですが、 ひとつの世界をまるまる作る! みたいな 本格的な...
京都の鞍馬でスーツアクター(着ぐるみかぶる人)のアルバイトをする大学生のお話。 きぐるみにファンタジー要素がちょっぴりふりかかっているけど、 基本は劇団員の青春物語でした。 わたしは四畳半規模のファンタジーが好みなので満足ですが、 ひとつの世界をまるまる作る! みたいな 本格的なファンタジーを期待している方は肩すかしを食らうでしょう。 1人称の語りが読みやすく、 次どうなる? 次どうなる? と展開が気になって一気に読みました。 ただ、最初の方の軽妙な語り口では何度か噴き出したりしたのですが、 後半にいくにつれ、熱血が勝ってずいぶんまっとうな主人公になっちゃった。 (個人的には)残念です! 徹頭徹尾オモロイ子でいてほしかったかも。 「京都」で「大学生」で「ファンタジーノベル大賞(優秀賞)」と聞くと、 どうしても森見登見彦を思い浮かべてしまうので。 比較されると、不利ですね。
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ヘタレ大学生スーツアクター・水野葉一が拾われたのは、変人揃いの鞍馬からかさ一座。この劇団の着ぐるみキャラには、なんと…選ばれし者を見抜く“力”があった!?ライバル劇団との大勝負を懸けた大晦日のパレードで、主役に抜擢された葉一の「葉隠吉田丸」が弾け舞う。京都を舞台に繰り広げられる最...
ヘタレ大学生スーツアクター・水野葉一が拾われたのは、変人揃いの鞍馬からかさ一座。この劇団の着ぐるみキャラには、なんと…選ばれし者を見抜く“力”があった!?ライバル劇団との大勝負を懸けた大晦日のパレードで、主役に抜擢された葉一の「葉隠吉田丸」が弾け舞う。京都を舞台に繰り広げられる最高に幸せな青春小説。第23回「日本ファンタジーノベル大賞」優秀賞受賞作(「BOOK」データベースより) この賞もレベル低くなったなぁ・・・。 着ぐるみ劇団って、確かに今までになかった設定だけど、終始その着ぐるみショーの事ばっかり書いてて、興味持てないまま読むと読み進めるのがホントつらい。 京都を舞台にした点で森見さん意識してる? 作風全然違うからそうでもないか。 人形劇団の役者さんの経験があるらしいし、きっと本当にこういう舞台が好きなんだろうな。 そういう思いはわかるのですが、やっぱり最後まで読んでも興味は持てなかったです。
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第23回日本ファンタジーノベル大賞の優秀賞受章作品。 同賞で大賞を受賞した「さざなみの国」も読んだけど、個人的にはこちらのほうが面白かった。 スーツアクターのアルバイトをしていた学生が小心な体質から大失態をしでかしてクビになり、そのバイト先の先輩の紹介で入った新たなバイト先は着ぐ...
第23回日本ファンタジーノベル大賞の優秀賞受章作品。 同賞で大賞を受賞した「さざなみの国」も読んだけど、個人的にはこちらのほうが面白かった。 スーツアクターのアルバイトをしていた学生が小心な体質から大失態をしでかしてクビになり、そのバイト先の先輩の紹介で入った新たなバイト先は着ぐるみの劇団で・・・? というような話。 京都を舞台にした青春小説。主人公が新たなバイト先に入ったあたりから面白くなり、どんどん読ませる感じで一気に読み終わった。 作者は実際劇団経験があるそうで、そのため本番時の臨場感などはとてもよく出ていたけど、あまり一般的でないその業界の言葉を常識のように使ってしまうのはちょっとどうかと思う。 クライマックスに向けての盛り上げ方はとてもよく、最後のお祭りの雰囲気がとても楽しかった。実際この劇団があるならぜひ見たいと思わせられる。 語りが一人称だったので最初すごく読みづらかったけど、読み進めるにつれさほど気にならなくなった。でもやはり一人称だと当人がいない場面を語れないし、三人称だったらもっとよかったと思う。
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おもしろい本に出逢うと 心がほんわかする 終わってしまうのが 惜しくて 途中 わざと 中断したりしてしまうのが また 楽しい 久々に ファンタジーを 満喫させてもらった 会心作です 次が楽しみ
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