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マスコット ナチス突撃兵になったユダヤ少年の物語
2,420円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ミルトス |
発売年月日 | 2011/11/14 |
JAN | 9784895861526 |
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マスコット
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商品レビュー
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3件のお客様レビュー
そう、みんな断片ばかりなんだ。断片だけ抱えて、どうしていいかわからない。この断片たちのために、どうやって正しい言葉と表現を探してやればいいんだ? 絶対に発見されてはならない恐怖とともに、どうやって正常に見える社会生活を営んできたんだ?人は地獄には慣れる。 ラトビアはソ連から独...
そう、みんな断片ばかりなんだ。断片だけ抱えて、どうしていいかわからない。この断片たちのために、どうやって正しい言葉と表現を探してやればいいんだ? 絶対に発見されてはならない恐怖とともに、どうやって正常に見える社会生活を営んできたんだ?人は地獄には慣れる。 ラトビアはソ連から独立するためにナチス・ドイツを支持したのか。 フィンランドもそうだったっけ。 恐怖は人を結びつけない。 恐怖による結びつきは人間を破滅させる。 生き残った人間の、真の精神はどんなものだろう? 私は持っているのだろうか?それとも、私は私の体験を過大評価しているだけなのだろうか? ウィーゼンタールセンター ユダヤ人であることは、決して気楽な立場ではいられないということなのかな。 イスラエルの情報機関のエージェントやら、ラトビア出身の民族主義者やら、物騒極まりない。映画で盛り上がりそう。 筆者は2009年に亡くなった。病死だそうだ。 https://www.youtube.com/watch?v=I0-8HUrnl58
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故郷オーストラリアを離れオックスフォードで暮らしているマークのもとへ、突如父・アレックスが訪ねてくる。 父にはこれまで口をつぐみ続けた重大な歴史があった。 家族の虐殺現場を目撃し、逃げている中ラトビア兵に保護?され、小さなナチス突撃兵、マスコットとして行動を共にしたというのだ。 ...
故郷オーストラリアを離れオックスフォードで暮らしているマークのもとへ、突如父・アレックスが訪ねてくる。 父にはこれまで口をつぐみ続けた重大な歴史があった。 家族の虐殺現場を目撃し、逃げている中ラトビア兵に保護?され、小さなナチス突撃兵、マスコットとして行動を共にしたというのだ。 彼の記憶に残る言葉「パノク」「コイダノフ」とは? そして、彼の出自とは?? 父の語る記憶を元に、マークは謎を解こうと奮闘する。 おもしろかったです。ラトビアの歴史など知らなかったけれど、こんなことがあったのだと。 著者のマークは2009年、52歳で急逝したとのこと。残念。
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音に敏感だった。危険には即時に対応しなければならない。 人はどうやって地獄に慣れるんだろうか。人生のよき記憶や経験がほとんどない子供の方が絶えやすいのか。 気まぐれと意図的な残忍性が支配している世界に、どっぷり浸らせられている子供が、いかに肉体的、精神的に傷つけられやすいか。どう...
音に敏感だった。危険には即時に対応しなければならない。 人はどうやって地獄に慣れるんだろうか。人生のよき記憶や経験がほとんどない子供の方が絶えやすいのか。 気まぐれと意図的な残忍性が支配している世界に、どっぷり浸らせられている子供が、いかに肉体的、精神的に傷つけられやすいか。どうやってこのような環境を乗り切ってきたのか。 彼は私が本当は何者なのか、絶対に誰にも漏らさなかったと思う。強さなんて何の関係もないよ。恐怖だよ。純粋な恐怖、何か間違ったことをいい環しないかという恐怖。 殺される前のユダヤ人にチョコレートを渡すのが子供の役割。それで殺されるユダヤ人を安心させる。 どこへ逃げられるというのか。
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