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傷つきやすくなった世界で 集英社文庫
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傷つきやすくなった世界で 集英社文庫

石田衣良【著】

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傷つきやすくなった世界で 集英社文庫

528

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2011/11/18
JAN 9784087467635

傷つきやすくなった世界で

¥528

商品レビュー

3.8

24件のお客様レビュー

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2025/03/01

20代向けに書かれた連載のエッセイ集みたいで、ライフステージとしても今読んでよかったなという本。石田衣良さんは性欲を含めた欲望にも何に対してもフェアに向き合って率直な言葉を持っている素敵な人だなと思う。連載当初からすると約20年程度が経過しているけれどとても響いた。

Posted by ブクログ

2024/12/02

「でも」という言葉は、一般的には使うのを厭われる言葉で、私も普段は使わないようにしています。 「でも」、衣良さんの「でも」は、そんな否定的で捻くれた「でも」じゃなくて、自分の居場所を守るためのささやかな抵抗でした。そんな「でも」は積極的に使っていきたい、そう感じました。

Posted by ブクログ

2023/08/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

石田衣良さんのエッセイ。 池袋ウェストゲートパークがネットフリックスで公開されて、突然人気に。そんな中で、彼の小説は読んだことがあまりなくて、時たま読む恋愛短編小説くらいだったなと思い手に取った本。まさかR25に掲載されていたものとはつゆ知らず。 格差と差別が進む中、何を社会としてどう捉えるか。色々気がつく、これは素晴らしいエッセイ達だと思う。 スクラップをちゃんと取っておく アフターファイブ働き過ぎ、少子化の一因じゃないか。アフターファイブに、家で着替えてまた出掛けていく。そんな社会でもいいんじゃないか。週2回、残業禁止という法律を作ったらどうか。というご提案。ま、もちろんビジネスしたことないから仕方ないけど、それは解決策ではないんだろうなと思う。むしろ、彼の鋭い感性が叫んでいるように、人の多様性がカギだと思う。いろんな人がいて、それぞれの活躍の仕方を許容する。会社が女性だけ、男性だけ、20代だけ、ではだめだ。男性も女性も、LGBTも。20代も50代も。アフターファイブを楽しむ人も、残業しまくるワーカホリックも、小説が好きで家でゆっくりしているのが好きな人も、夜のバーで飲むのが好きな人も、土日に遊んで力尽きて仕事に生が出ない、そんな人が出てきにくい社会を作る。 そう言えばそうだったなと思い出したのが、二子玉川の高島屋。子供をマーケットとしてみているのはやめませんか?という問い。子供に不必要な可愛らしさで、もはや子供がどうこうではなくて、子供が素敵であることを親が見せたいんですね、という感覚。非常にいらない、全く価値のない感覚にお金を投じているのが気になったが確かに、真っ直ぐ言われてそうだよねと。アメリカで、子供をどう見せたいかを考えている親はいないんじゃないかと思うくらい、ものすごく現実的に素敵だなと思う程度の格好の人が多い。  石田さんからの若手へのメッセージ、非常にわかりやすくて、これなら伝わっているんじゃないだろうかと思った。

Posted by ブクログ