商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2011/11/21 |
JAN | 9784001156508 |
- 書籍
- 児童書
賢者ナータンと子どもたち
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賢者ナータンと子どもたち
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商品レビュー
3.7
4件のお客様レビュー
久々に頓挫orz ナータンが賢者と言われる所以を、ナータンの家が放火にあった事件から後 周りの人物が語る形で浮き彫りにする。 戯曲賢者ナータンを元にミリアム・プレスラーがリメイクした作品だそうです。 宗教の違いによる争いがある中、異教徒を受け入れる、という行いがナータンの性...
久々に頓挫orz ナータンが賢者と言われる所以を、ナータンの家が放火にあった事件から後 周りの人物が語る形で浮き彫りにする。 戯曲賢者ナータンを元にミリアム・プレスラーがリメイクした作品だそうです。 宗教の違いによる争いがある中、異教徒を受け入れる、という行いがナータンの性質を表しているのだけど 如何せん、このあたりの宗教観や歴史に疎いもので、読み進むのに気合いがいりまして頓挫しました、、、 興味が持てない(こらっ)ものを読むには力がいります…
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18世紀にドイツのレッシングによって書かれた詩劇『賢者ナターン』を現代版にリメイクした作品。舞台は聖地エルサレム。タイトルにもなっている賢者ナターンはユダヤ人の商人。彼を取り巻く人々が代わる代わる登場し、話を語り進めていく群像劇。物語の背景にある時代や宗教の問題(キリスト教、ユダ...
18世紀にドイツのレッシングによって書かれた詩劇『賢者ナターン』を現代版にリメイクした作品。舞台は聖地エルサレム。タイトルにもなっている賢者ナターンはユダヤ人の商人。彼を取り巻く人々が代わる代わる登場し、話を語り進めていく群像劇。物語の背景にある時代や宗教の問題(キリスト教、ユダヤ教、イスラム教)は日本人には少々わかりづらいかもしれないですが、登場人物たちの語りにぐいぐい引き込まれていきます。そして後半、賢者ナターンの語る言葉が胸に響いてきます。時代や文化、民族、宗教を超えていつまでも残る大切なものが詰まった物語だと思います。一体私は誰なのか、父と娘の愛、どれが本当の神なのか…少し頑張って一読したい一冊です。
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1192年エルサレム。ユダヤ人のナータンは、宗教や人種にとらわれず誰に対しても公平に接していた。エルサレムをキリスト教徒から奪還したイスラムの明主サラディンは捕虜の騎士をただ一人だけ生かしておいた。その騎士がナータンの娘を火事の炎から救いだし、ナータンと騎士とサラディンの運命が交...
1192年エルサレム。ユダヤ人のナータンは、宗教や人種にとらわれず誰に対しても公平に接していた。エルサレムをキリスト教徒から奪還したイスラムの明主サラディンは捕虜の騎士をただ一人だけ生かしておいた。その騎士がナータンの娘を火事の炎から救いだし、ナータンと騎士とサラディンの運命が交錯する。3つの宗教の違いを超えて…。 難しい問題を非常に明快に描いた物語。一神教になじみのない日本人には実感として理解できない部分も多いと思うが、物語としての面白さが際立っている。ユダヤ、イスラム、キリスト…宗教と人の心について何かが残るに違いない。
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