- 書籍
- 書籍
点字ブロック
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
点字ブロック
¥3,080
在庫あり
商品レビュー
5
2件のお客様レビュー
ブロック形状の基本は、点状と線状の2種類。それぞれ警告と誘導を意味するということを解ってさえいれば、どのように道路に敷くかは簡単なように思えるが、そうじゃない。 情報が取捨選択され、必要最低限の凹凸で伝えるべきことを的確に表しているブロックは美しい。
Posted by
視覚障害者がひとりで出歩くことをサポートする点字ブロックについて。 この本は、自分で見たものを書くという信念を持って記したものだという。 だから写真は全部このチームが撮ってきたもの。 写真を見るだけですでに面白い。 内容は「点字ブロックとは」から始まって「世界の点字ブロックの現...
視覚障害者がひとりで出歩くことをサポートする点字ブロックについて。 この本は、自分で見たものを書くという信念を持って記したものだという。 だから写真は全部このチームが撮ってきたもの。 写真を見るだけですでに面白い。 内容は「点字ブロックとは」から始まって「世界の点字ブロックの現状」「(日本を題材に)誤った敷き方と正しい敷き方」 そして、視覚障害者にとっての点字ブロックと、平らな地面じゃないと歩きにくい人たち(車椅子ユーザー、高齢者、幼児)にとっての点字ブロックまで丁寧に記してある。 まるで障害物に誘導するかのような誘導ブロックだの、多すぎてなにに注意すればいいのだかわからなくなる警告ブロックだのの写真にぎょっとした。 こんなよくある光景に、まったく気づいていなかった自分にも驚く。 並べ方のルールだけを覚えても「なんのため」ってことが理解できていないと、不便に気づけなかったり妙な並べ方をしたりしてしまう。 誘導ブロックは道しるべなのだと理解できれば、なるべくとぎれずに並べるべきだという答えにたどりつく。 警告ブロックは注意を喚起するためのものだと理解できれば、階段や横断歩道の前に適切な分量で敷くべきだと気づける。 障害者は全部おんなじカテゴリではなく、それぞれにニーズがあるのだとわかれば、車椅子が通りやすい道と視覚障害者が通りやすい道を両立すべく努力できる。 そういう諸々を理解するために、こういうガイドラインが必要だ。 視覚障害者の必要を説きつつ、他の歩行者の利便や、マンホールの美しさへの視点も忘れないバランスのよさが良い。 気になったのは3点。 ・「べき」で語っていい部分まであいまいな語尾になっていること。 強く主張したほうがいい部分もあるから、「望ましい」と「すべき」は分けたほうがいい。 ・色を注視してはいるものの、弱視についての記述はほとんどない。 点字ブロックを使うのは全盲だけじゃないことをもう少し強調してほしい。 ・「ここをこうすべき」という写真は、問題点と修正案が一目で理解できてわかりやすい。 でも説明なしで写真だけを見せられるので、実際に直したものかと思ってしまった。 修正「案」の合成なら合成と書いておいてほしかった。 気になる点はあるけれど全体としてはとても良い本。 外国の状況なんて考えたこともなかった。読んでよかった。
Posted by