商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
| 発売年月日 | 2011/09/09 |
| JAN | 9784480093998 |
- 書籍
- 文庫
概念と歴史がわかる西洋哲学小事典
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概念と歴史がわかる西洋哲学小事典
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商品レビュー
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哲学に興味を持った読者は、どこかで哲学史に触れることになると思う。哲学史を、あるいは特定の哲学者を学ぼうとすると、様々な研究を読み進める中で訳語の違いに戸惑い、森の中で迷うような感覚になるかもしれない。一人の人によって書かれた哲学史の魅力もあるとは思うが、いま日本語で手にするこ...
哲学に興味を持った読者は、どこかで哲学史に触れることになると思う。哲学史を、あるいは特定の哲学者を学ぼうとすると、様々な研究を読み進める中で訳語の違いに戸惑い、森の中で迷うような感覚になるかもしれない。一人の人によって書かれた哲学史の魅力もあるとは思うが、いま日本語で手にすることのできる哲学史としておすすめしたいのが本書である。 本書の特徴は「概念と歴史がわかる」とのタイトルからもわかるように、ある時代区分に基づいてその時代を特徴づける考え方を哲学者ごとに追っていくものである。哲学を学び始めようと思った読者を、哲学者と哲学書についての簡にして要を得た叙述が迎えてくれるのである。例えばプラトンの『ソクラテスの弁明』『国家』、アリストテレスの『ニコマコス倫理学』『形而上学』、デカルトの『方法序説』、カントの『純粋理性批判』といった書物についての概要が得られるとともに、具体的に踏み込んだ叙述を通して読者はその著作群へと向かっていく手掛かりが得られるのである。それも、多少の訳語の揺れがあるとしても標準的な訳語の選択を通して時代を貫いて扱われている主題への目配りも為されている。 哲学史はどうしても時代の偏りが生じることが多いのだが、本書は複数の執筆者によることもあり、その時代を代表する哲学者が満遍なく扱われている。従来の哲学史では中世に関しては手薄になりがちであったり偏りが生じやすい傾向がある中で、本書はアウグスティヌス、トマス・アクィナスを柱としてアンセルムスやボナベントゥラをも含めて古代から近世に至るまでの時期を隈なく取り上げている。現在であれば、アリストテレス注解者やイスラームについてもより詳しく取り上げる必要があろうし、あとがきに書かれているように77年までの動向でその叙述が途絶えており、レヴィナスやフーコーといった人々は扱われていない。しかし現代思想を理解するうえでも押さえておくべき内容が奥行きのある叙述を通して紹介されている。 日本語の哲学史についての本を一冊紹介するとしたらまず頭に浮かぶ一冊である。哲学史を学び、さらに深く研究していこうと思う読者に確実な手がかりを与え、通史として読み通すだけでなく気になった項目を拾って読んでいくだけでも確実な理解を得られる本なのである。ただ、この本は概説ということもあり文献案内は付されていない。深掘りしようと思う読者は、その項目の執筆者名やあるいはコトバンクで公開されているニッポニカの参考文献がひとまずの手掛かりとなるであろう。それはさておき、哲学史として手許に置いておきたい一冊である。
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まあまあ ヒュームとかスピノザとかハイデガーが載ってゐるのはいいとして、これを読んでもキリスト教(宗教)と密接に結びついた哲学はもはや無神論者にとっては無知蒙昧、さっぱりである。 そして、それを深く知らなくても、哲学といふのは想像による部分が大きいので、反科学的・反実證的態度...
まあまあ ヒュームとかスピノザとかハイデガーが載ってゐるのはいいとして、これを読んでもキリスト教(宗教)と密接に結びついた哲学はもはや無神論者にとっては無知蒙昧、さっぱりである。 そして、それを深く知らなくても、哲学といふのは想像による部分が大きいので、反科学的・反実證的態度だと論難することはたやすい。 人物史のところはまあ面白い。
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良書。書かれたのが1970年代であるため、未だに冷戦が終結していなかったなど時代的制約を感じさせる本だ。たとえばハイデガーが現代哲学の章で扱われ、またドゥルーズ・デリダに関しては一切説明がない。それでも、ニーチェ以前までの哲学史はとても充実しており、初級者には優しく、かと言って切...
良書。書かれたのが1970年代であるため、未だに冷戦が終結していなかったなど時代的制約を感じさせる本だ。たとえばハイデガーが現代哲学の章で扱われ、またドゥルーズ・デリダに関しては一切説明がない。それでも、ニーチェ以前までの哲学史はとても充実しており、初級者には優しく、かと言って切り詰めすぎないように考慮されている。
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