商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2011/09/10 |
JAN | 9784152092373 |
- 書籍
- 新書
海にはワニがいる
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海にはワニがいる
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商品レビュー
4.2
25件のお客様レビュー
とても過酷な人生を追体験した。 特に難民といわれている人種に対して、ひどい仕打ちをしる人々と親切にしてくれる人達。 自分の身の回りに置き換えて考えてみると、日本にはあまり移民は入って欲しくないと思う。 ただニュースで見るような素行の悪い移民は、ごく一部であることは明らかで、移民...
とても過酷な人生を追体験した。 特に難民といわれている人種に対して、ひどい仕打ちをしる人々と親切にしてくれる人達。 自分の身の回りに置き換えて考えてみると、日本にはあまり移民は入って欲しくないと思う。 ただニュースで見るような素行の悪い移民は、ごく一部であることは明らかで、移民が日本を支配するのではという形のない恐怖に囚われているのだろうか。 と移民に対する認識を改めるきっかけになった。
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タリバンの迫害から逃れ,生きる為に5つの国境を越えた少年。10歳時から8年間不法入国と不法就労を繰返し,イタリアへ辿着く。雪山越やゴムボートで渡海…過酷な日々を乗越え,生抜いた事実に感動。実話。
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エナヤット少年の家族は、アフガニスタンの小さな村で暮らしていた。だが、村はタリバーンが政権ついてから激しい迫害の標的となる。父が死に、学校も閉鎖され、エナヤットの身を案じた母は、十歳の彼を隣国パキスタンへと連れ出し、 一人置き去りにする。それが、彼を生かす最善の方法と信じて。 ...
エナヤット少年の家族は、アフガニスタンの小さな村で暮らしていた。だが、村はタリバーンが政権ついてから激しい迫害の標的となる。父が死に、学校も閉鎖され、エナヤットの身を案じた母は、十歳の彼を隣国パキスタンへと連れ出し、 一人置き去りにする。それが、彼を生かす最善の方法と信じて。 エナヤットッラー・アクバリの体験話をイタリア人の著者が聞き、記す。十歳の時から、8年間にわたる密入国の旅の末に、ついにイタリアに安住の地を見いだすまでの日々を、事実に基づき、物語としてまとめた作品だ。 アフガニスタンを出て、パキスタンからイランへ、その後トルコ、ギリシア、そしてイタリアへと渡り、エナヤットは生き延びる。何度も命を危険に晒し、捕まり、逃げ、ぼろぼろの心と身体で少年は移動し続ける。普通に暮らせるという、より良い環境を見つけるために。 イタリアに着いて、エナヤットが親切な人々に出会えて本当に良かった。イタリアの人って優しいんだな…と感動しました。 日本は、難民の受け入れに対して並外れて厳しく、入管での外国の方への対応の酷さもあちこちで話題になっている。国レベルの問題は、個人にはどうすることもできそうにないけれど、もし、自分が個人的にエナヤットのような人に出会ったときに、果たしてイタリアで出会った優しい人々のように寛容で助けてあげられるだろうか?不安や怖さなど、邪魔するものが沢山ありそうだけど、助けになるよう、動ける人間でありたいと思った。 お洒落な装丁で、薄めの本だが、内容はハードで、存在感のある一冊だった。
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