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土俵の矛盾 大相撲混沌の中の真実
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土俵の矛盾 大相撲混沌の中の真実

舞の海秀平【著】

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土俵の矛盾 大相撲混沌の中の真実

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 実業之日本社
発売年月日 2011/08/29
JAN 9784408453507

土俵の矛盾

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商品レビュー

3.2

6件のお客様レビュー

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2019/06/10

大相撲のテレビ放送解説者として私は舞の海さんのファンです。他の解説者の多くが大相撲アルアルの言葉だけで表面をなぞっただけの解説、あるいは「気持ち」、「前に出る相撲」、「自分の相撲を取る」などの曖昧な、ともすれば根性論的、精神論的な話で片付けてしまう事が多い中、舞の海さんは素人の私...

大相撲のテレビ放送解説者として私は舞の海さんのファンです。他の解説者の多くが大相撲アルアルの言葉だけで表面をなぞっただけの解説、あるいは「気持ち」、「前に出る相撲」、「自分の相撲を取る」などの曖昧な、ともすれば根性論的、精神論的な話で片付けてしまう事が多い中、舞の海さんは素人の私達にもなぜ勝者が勝ったのか、なぜ敗者が負けたのかを理詰めで教えてくれる。 そして本書の中で著者はこう書いている 〜解説では「プロとはなにか」「どうあるべきなのか」を伝えるために、知識を学び取材をした上で発言し、「誰のための放送か」「誰に一番楽しんでもらわなくてはなならいのか」を考えて、視聴者にむけれ解説することが大事になる〜 なるほど、だから舞の海さんの解説は面白いんだと納得。 ところが、それだけにこの著書を読んで意外な感触を得た。 理詰めで合理的な解説から、舞の海さんはともすれば閉鎖的、非合理的な感じのする相撲界に対して批判的な方だと思っていたからです。 本書の中の舞の海さんの姿勢は日本の伝統としての、また神事としての相撲を大切にし将来に残すべき宝であるとしているようであり、何かと多い相撲界への批判を相撲社会を知らないゆえのものが多いとしている。 相撲はスポーツではない。 相撲を良く知らない人が安易に批判することはいけない。 タイトルにもあるように、大相撲はカオスであり外の世界からは計り知れない特殊な世界であるから、今後の相撲界の改革も本来ならば協会内部で行うべき、というような事まで書いている。 八百長問題にしても「犯罪ではない」と言い切る。 むしろ週刊誌報道とまともに組んでそれを訴えたのはやり方がよくないとも。 大麻所持事件の当事者であったロシア人力士に対しても協会の処分に疑問を呈している。 さらに外国人力士の人数制限にも伝統としての相撲会を守るためには必要な対策と考えているようだった。 これらは生かじりな相撲ファンの私にはかなり衝撃の内容だった。 閉鎖的な協会はもっと開かれて外部組織からの監査も必要と思い、何か事があった時の協会や親方衆の対応をテレビ画面から判断して「もっとキッチリとしろ」と憤り、とにかく批判的であった私は舞の海さんの言う「相撲界を知らない者」だったかもしれません。 ひとつ面白い思ったのは、ここ数年舞の海さんは横綱白鵬に対して批判的な言葉が多いと思っているのですが本書では白鵬に対して相撲に対する姿勢の謙虚さ、真面目さを絶賛している事です。 そして本書の出版年が2011年であり、その頃の白鵬関は前年に引退したヒール役の朝青龍の反対側にいる心正しい、品行方正な横綱であったと記憶しています。

Posted by ブクログ

2012/12/10

もう少しじっくり読み込まないと、なんかピンと来ないな。大相撲の曖昧さが大相撲たる理由だ、というこの本の肝が。

Posted by ブクログ

2012/05/04

携帯八百長メールはあまりにも次元が低く杜撰でナメすぎで論外でいい加減にしろと怒り叩かれてもしょうがないですが、舞の海氏の言う通り人情相撲の存在まで否定するのは問題だと私も思います。 しかし「どこまで許すか」は、その人その人の相撲観によって異なると思います。私個人の感覚を書きます...

携帯八百長メールはあまりにも次元が低く杜撰でナメすぎで論外でいい加減にしろと怒り叩かれてもしょうがないですが、舞の海氏の言う通り人情相撲の存在まで否定するのは問題だと私も思います。 しかし「どこまで許すか」は、その人その人の相撲観によって異なると思います。私個人の感覚を書きますと、例えばかつて藤島部屋VS二子山部屋の実質同門対決はアウトで、ハワイ出身力士の先輩後輩対決はセーフ(「まぁ仕方ないよね」という感じ)でした。あと万年角番大関はアウトです。かつての舞の海VS曙はセーフです。当時子供だったのでエキサイトしました。

Posted by ブクログ

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