商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2011/09/02 |
JAN | 9784167709037 |
- 書籍
- 文庫
ダブル・ファンタジー(上)
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商品レビュー
3.2
100件のお客様レビュー
以前から何となく気になっていた本作にようやく目を通した。もっと性愛シーンに溢れているのかと思ったが、その辺の描写は到って普通。既婚女性が夫の支配から逃れ、他の男と交わるなかで自らを解放していくと云う構図は「チャタレイ夫人の恋人」を彷彿とさす。傍目には仲睦まじく映るであろう奈津と省...
以前から何となく気になっていた本作にようやく目を通した。もっと性愛シーンに溢れているのかと思ったが、その辺の描写は到って普通。既婚女性が夫の支配から逃れ、他の男と交わるなかで自らを解放していくと云う構図は「チャタレイ夫人の恋人」を彷彿とさす。傍目には仲睦まじく映るであろう奈津と省吾の実情に夫婦関係を築く難しさがよく表されていた。当初心身共に奈津を虜にした志澤とは全てにおいて正反対の岩井が終盤に登場。どう展開するのか、下巻を読むのが楽しみ
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『いい奴から与えられた悩みがいちばん深い。相手がいい奴だから、永久に傷はふさがらない』というフレーズがあって、身に染みたよね。
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感情の浮き沈みの激しさが、35にして新しい世界を見ようともがく様子を表していると思う。 初めは、なんてイタい旦那なんだと思ったけど、奈津もなかなかめんどくさい女だ。 志澤も、シチュエーションに酔っているだけなのか?と思ったり。 でも、突然、相手に冷めてすべてが滑稽に思えてくる...
感情の浮き沈みの激しさが、35にして新しい世界を見ようともがく様子を表していると思う。 初めは、なんてイタい旦那なんだと思ったけど、奈津もなかなかめんどくさい女だ。 志澤も、シチュエーションに酔っているだけなのか?と思ったり。 でも、突然、相手に冷めてすべてが滑稽に思えてくる感じや、圧倒的な自信と余裕をもつ人物に溺れる感覚もよくわかる。 それぞれの人物との関係がこれからどうなっていくのか楽しみ。
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