沖縄パワースポットの歩き方 幸せと変化を引き寄せる神秘と癒しの島

知名藤枝【著】

• 販売会社／発売会社: 中経出版
• 発売年月日: 2011/08/25
• JAN: 9784806141457

商品レビュー

2021/07/24

借りたもの。
沖縄のパワースポットを綺麗な写真とやさしい言葉で紹介した本。沖縄が島全体が神のエネルギーに満ちた場所であること、その癒しの力は自然と自然をを大切にしてきた島の人々が培ってきたこと紹介。
その癒しの力に触れて、自身を“取り戻し”、これからの時代に「自分自身が、どう生きていくか」を問いている。
(個の幸福が、全体の幸福につながること)

紹介されているパワースポットは、主に自然豊かな沖縄本島北部地域。
(観光地となっている場所もあれど、そこは沖縄の聖域なので)自然への畏敬の念を持つこと、沖縄独自の信仰があり、それに敬意を払うこと……
旧暦の1日と15日、旧盆(旧暦7/13～15)に聖地や拝所へ行くことおすすめできない、沖縄に暮らす人たちには暗黙の了解であることも紹介。
沖縄独自の信仰について、スピリチュアル・キーワードとして掲載。
パワスポには琉球創世神話との関連がある地域であることは言わずもがな。天地開闢のアマミキヨと最初に創造した辺戸御嶽の「シチクシ」「アフリ」「チザラ」「イヘヤ」と呼ばれる岩山に、それぞれ違う作用があるという見解。
私にとって興味深かったのは、琉球信仰の歴史的変容を簡潔に紹介した文章。神と交信する女性(姉妹)を介しての神事を行う「オナリ神信仰」、それが次第に組織化・宗教的権威となり政治にも介入していった事など…流れがわかりやすい。
あと、ユタ(‘占いをする巫女’との事。霊能者だと思ってた…違うのかな？)が現代の金銭問題や家庭問題に介入しすぎて家庭崩壊を招いた(p.84)事実があった事を語っていたこと。スピリチュアルな分野の、解釈を誤れば惨事があることを隠さない点。
最近よく指摘される、ヨーガ的瞑想、チャクラの考え方も紹介。

ガイドマップとは異なるが、沖縄の自然との向き合い方にちょっとした指南書となる。

まのとのま『開運！！　沖縄パワスポ散歩』( https://booklog.jp/item/1/4198631581 )と併読。

ちなふじえサイト ( https://fujie33.com/ )