白洲次郎 日本を復興させた男

須藤孝光【著】

• 販売会社／発売会社: 新潮社
• 発売年月日: 2011/08/20
• JAN: 9784103246220

商品レビュー

2012/09/16

吉田茂の側近として、戦後復興に活躍した白州次郎の活躍を描いたドキュメントノベル。
多少脚色は加えられているが、戦後の経済復興からサンフランシスコ講和会議までが描かれています。
電力再編のなか、東北電力の会長に就いた次郎が只見川の発電所開発をしていくなかでの「電源開発でもっとも重要なのは開発地点の地元の人びととの関係だ」という言葉が印象に残りました。
東日本大震災での福島原発事故が発生した現代に次郎が電力に関わっていたらどんな判断をしただろうと思いました。

2012/08/04

知ってるエピソードばかりだけど、やっぱりしびれますなあ。
講和条約のところがいちばん好きだ。
しかし次郎さんと仕事をするのはかなりしんどそう。正論上等、筋とおせ、馬鹿は帰れのオンパレードじゃないかなあ。闘うバイタリティがないとついていけないね。
でもそういう人に日本を託したいね。

2012/04/30

仲間にはひたすら好かれるとことか、「堂々としてりゃいい。どうして自ら卑屈になる必要がある」という態度とか、なんかキャラが土方さんにかぶりますw。
白洲次郎の人柄が垣間見える一冊。