白洲次郎 日本を復興させた男 の商品レビュー
吉田茂の側近として、戦後復興に活躍した白州次郎の活躍を描いたドキュメントノベル。 多少脚色は加えられているが、戦後の経済復興からサンフランシスコ講和会議までが描かれています。 電力再編のなか、東北電力の会長に就いた次郎が只見川の発電所開発をしていくなかでの「電源開発でもっとも重要...
吉田茂の側近として、戦後復興に活躍した白州次郎の活躍を描いたドキュメントノベル。 多少脚色は加えられているが、戦後の経済復興からサンフランシスコ講和会議までが描かれています。 電力再編のなか、東北電力の会長に就いた次郎が只見川の発電所開発をしていくなかでの「電源開発でもっとも重要なのは開発地点の地元の人びととの関係だ」という言葉が印象に残りました。 東日本大震災での福島原発事故が発生した現代に次郎が電力に関わっていたらどんな判断をしただろうと思いました。
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知ってるエピソードばかりだけど、やっぱりしびれますなあ。 講和条約のところがいちばん好きだ。 しかし次郎さんと仕事をするのはかなりしんどそう。正論上等、筋とおせ、馬鹿は帰れのオンパレードじゃないかなあ。闘うバイタリティがないとついていけないね。 でもそういう人に日本を託したいね。
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仲間にはひたすら好かれるとことか、「堂々としてりゃいい。どうして自ら卑屈になる必要がある」という態度とか、なんかキャラが土方さんにかぶりますw。 白洲次郎の人柄が垣間見える一冊。
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戦後復興の立役者。並の日本人とは根本的に違うバックボーンと道を切り開いていくエネルギー。今、登場が求められているのも、こういう人物なのだ。
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「テレビに映ることがすべてじゃないだろう。だが、見た側はそれが全てだと思ってしまう。何か欠けたまま情報が世界を飛び交うってのは、ちょっと困りものじゃないか。」 「新聞やラジオだって同じよ。」 「いや、新聞やラジオは、受け手側に判断を促す部分があるさ。」 このやりとりは、白洲と和...
「テレビに映ることがすべてじゃないだろう。だが、見た側はそれが全てだと思ってしまう。何か欠けたまま情報が世界を飛び交うってのは、ちょっと困りものじゃないか。」 「新聞やラジオだって同じよ。」 「いや、新聞やラジオは、受け手側に判断を促す部分があるさ。」 このやりとりは、白洲と和子の会話である。 東日本大震災を経験し、今まさに日本で起こっているのは、このことに他ならない。 ただ、ひとつ違うのは、新聞やラジオさえも、それが全てと思ってしまう民度の低さか。。。
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