商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | キネマ旬報社 |
発売年月日 | 2011/08/12 |
JAN | 9784873763699 |
- 書籍
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「おもしろい」映画と「つまらない」映画の見分け方
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「おもしろい」映画と「つまらない」映画の見分け方
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商品レビュー
3.6
15件のお客様レビュー
こういう本が読みたかった! もちろんこれが全てではないけれどストーリーって何だろうと知りたい人にお勧め。これは映画を対象にしているけれど本やマンガにも十分使える考え方だと思う。 具体例を上げて色々説明してあるので理解しやすい。トロン・レガシーが良くない映画の例として上がっていたが...
こういう本が読みたかった! もちろんこれが全てではないけれどストーリーって何だろうと知りたい人にお勧め。これは映画を対象にしているけれど本やマンガにも十分使える考え方だと思う。 具体例を上げて色々説明してあるので理解しやすい。トロン・レガシーが良くない映画の例として上がっていたが、この映画が大好きな自分としても頷ける解説だった。 登場人物の役割、ストーリーの組み立てられ方、計算などが知れるので漠然と見ていた映画の見え方が大きく変化した。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
私は今一つだったりつまらない映画を観てしまうと、どうしようもなくモヤモヤが積り、ひどい時には何ヶ月も映画館から足が遠退いてしまうたちだ。映画嫌いに成りかける場合もある。故に本書と遇えたことは本当にありがたかった。 もちろん本書を唯一絶対の基準にするつもりはないが、凡作駄作を鑑賞しなくて済む、または鑑賞後に考察する余裕ができたような気がしている。「13フェイズ構造」や「リマインダー」といった概念や理論は一見取っ付き難そうだが、驚くほど多くの映画に対応できる。自らの経験で言えば、何故自分は『コンパートメントNo.6』に感動したのか、何故『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』や『新解釈・三國志』といった作品をつまらなく感じたのかが解ったような気がする。 ただし、本書で提示されている理論は必ずしも万能ではないのだろう。例えば、①理論に当て嵌まらないが、おもしろい映画(個人的にはスタンリー・キューブリック監督の『シャイニング』や、エミール・クストリッツァ監督の『アンダーグラウンド』等)、②意図的に理論から逸脱している映画(ヌーヴェル・ヴァーグ、またジム・ジャームッシュやオタール・イオセリアーニといった監督)だ。このようなときはケースバイケースなのだろうか。
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こいうことを全く考えないで映画を 観ていたので、画期的だった。 映画の観た方を 縛られるのはいやなので ひとつの参考として 頭に入れておきたいと思う。 でも、まあ核心だなと思う ------------------ 「ストーリーの主人公」と 「リマインダー主人公」がいる という...
こいうことを全く考えないで映画を 観ていたので、画期的だった。 映画の観た方を 縛られるのはいやなので ひとつの参考として 頭に入れておきたいと思う。 でも、まあ核心だなと思う ------------------ 「ストーリーの主人公」と 「リマインダー主人公」がいる というのは新鮮だった(P150) 『付録4「魔法少女まどか☆マギカ」 のSFオマージュ』(P196) は素晴らしかった ------------------ P53 昨今は「犬を出せば」ヒットすると 錯覚している製作者が増えているようだ。 また、「誰かが死ねば感動する」と 錯覚している作家も増えているようだが、 これも間違いだ。 「死」は喪失による「悲しさ」が生じるだけで、 直接「感動」をもたらしてはくれない。 「感動」には「想いが伝わる」ことが必要なのだ --------------------
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