商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 太田出版 |
| 発売年月日 | 2011/08/05 |
| JAN | 9784778312411 |
- 書籍
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ケアの社会学
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ケアの社会学
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ケアの倫理学、ケアの哲学、「ケアの〜」と名のついた本が最近たくさん出るようになり、それぞれがそれぞれのケア論を語っていて、ものによってはジェンダー面の批判性の欠けた「男の語るケア論」になってしまっているような今だからこそ、ここに立ち戻るべきケア論の大著。 前半部はケアを論ずるに...
ケアの倫理学、ケアの哲学、「ケアの〜」と名のついた本が最近たくさん出るようになり、それぞれがそれぞれのケア論を語っていて、ものによってはジェンダー面の批判性の欠けた「男の語るケア論」になってしまっているような今だからこそ、ここに立ち戻るべきケア論の大著。 前半部はケアを論ずるに際しての理論構築に当てられている。2011年に既にしてケアに対する倫理学・哲学的アプローチに痛烈な批判を繰り出し、当事者主権をキーワードにケアを社会学の中で扱う意義を示していた上野千鶴子の力強さに圧倒された。 育児を含むケアについて論ずるのかと思って読み始めたものの、中盤以降は高齢者介護を対象とした調査に基づく議論にフォーカスすることになる。 生協、ワーカーズコレクティブ、NPOなど、私にはあまり馴染みのない世界において、いかにして介護事業が行われているか。その介護の持続可能性は何を要件とするのかを紐解いていく。 そのなかで浮かび上がってくる、介護職の賃金が上がらない理由。 どれも一筋縄ではいかない議論をさまざまな人々の語りを介して論じていく内容は、浩瀚ながらも読ませる力があるなと感じた。
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現行民法上で親への介護義務はない。扶養義務もない。 しかし、家族介護があることを前提に制度設計されてきた。 ケアする側の論理で制度を作り、ケアされる側の情報と経験は共有されてこなかった。 サクセスフルエイジング。 理想のケアは個別ケア。 ボランティアという継続性の保証を欠いた最適...
現行民法上で親への介護義務はない。扶養義務もない。 しかし、家族介護があることを前提に制度設計されてきた。 ケアする側の論理で制度を作り、ケアされる側の情報と経験は共有されてこなかった。 サクセスフルエイジング。 理想のケアは個別ケア。 ボランティアという継続性の保証を欠いた最適な活動にゆだねることは適切ではない
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著者自ら言うように本来は三冊はあるものをまとめたような大冊で何とか読了。 初めにケアの定義がされる。ともすれば高齢者介護に限定されがちなケアを育児まで広げること、歴史的には逆であるのだが。そして、ケアを複数の者が関わる相互行為、相互関係ととらえること、当事者主権の立場を鮮明にす...
著者自ら言うように本来は三冊はあるものをまとめたような大冊で何とか読了。 初めにケアの定義がされる。ともすれば高齢者介護に限定されがちなケアを育児まで広げること、歴史的には逆であるのだが。そして、ケアを複数の者が関わる相互行為、相互関係ととらえること、当事者主権の立場を鮮明にすること、他者に移転可能な行為としてのケアを労働としてとらえること。この視点を基礎に良いケアとは何かについて考察される。次に介護保険下での実践について、著者が、理想と考える協セクターについて、生協組織、特にワーカーズコレクティブの活動について考察。比較事例として、富山方式の小規模多機能と管セクターとして脚光を浴び、そして挫折したケアタウン鷹巣について。最後に次世代福祉社会の構想で終わる。家事労働を含む介護論、ケア論というのは、理念的に整理が難しいところであるが、フェミニストの社会学者の説くケア論というのは、ケアを考える上での基礎理論となると思わせる本であった。
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