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人生が深まるクラシック音楽入門 幻冬舎新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 幻冬舎 |
発売年月日 | 2011/07/29 |
JAN | 9784344982215 |
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人生が深まるクラシック音楽入門
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商品レビュー
3.4
14件のお客様レビュー
2021/2/25 序盤の、「中絶を考えていた女性がバッハに感動し、この素晴らしい音楽がある世界に子どもを連れてきたい」という話には読者の僕も感動。音楽は心に語りかけるもので、映画『ショーシャンクスの空に』では文化と隔絶された人々の心にも音楽が響くんだ!ということが強調されてい...
2021/2/25 序盤の、「中絶を考えていた女性がバッハに感動し、この素晴らしい音楽がある世界に子どもを連れてきたい」という話には読者の僕も感動。音楽は心に語りかけるもので、映画『ショーシャンクスの空に』では文化と隔絶された人々の心にも音楽が響くんだ!ということが強調されている。 僕自身、素敵でありつつも過酷なことが多いと感じるこの世界で子どもをつくることの責任を時々考えるが、この世に人の心を震わせる音楽がある限り、それは肯定されるべきことなのかもしれない。 メモ ポップスがカバーする範囲は心全体の1.2割 → ちょっと言い過ぎ、かな ブラームス交響曲第4番の冒頭からも、過ぎ去り帰ってこない人生、残された日々への愛惜と焦燥という人間の真実の声が聞こえてくる。 桑田佳祐も美空ひばりも難しい音楽。細部に神が宿る。 声に出して歌い、ピアノで弾いて、音楽が元来求める姿を掴む ベートーヴェンは超力を失ったが自身の声は聴くことができた → 第9の合唱 「おお、友よ!こんな(器楽の)音ではない、もっと心地よい響きに歌声を合わせようではないか!」 好きな曲は鼻歌で歌う、口笛でも ベルリンフィル→プロテスタント(合理的) ウィーンフィル→カトリック(瞑想的) それぞれで運命を聴き比べ 第9はオスマン帝国の楽器であるシンバルやトライアングルを使っていて、ウィーン包囲も考えると喧嘩を打っているよう イタリア→カトリックでロマネスク建築が多い。小さいので音が響く→単旋律で転調を多用できない。 ドイツ → プロテスタントでゴシック建築。大きいので音が響かない。 イタリアの低音はバッソ・コンティニュオ→通奏低音 ドイツはゲネラルバス プロテスタントのオランダが早い時期に海を制したのは地動説に基づいた正確な海図を作れたから → ポルトガルスペインは大航海時代を率いたが、地動説禁止という足枷から天体観測が発達せず衰退 英雄の最終楽章はフーガ ワーグナーは「前奏曲と愛の死」
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入門書ほど正確を期していただきたい。ホントは星なんか付けられない、トンデモ本。 P.25:バッハのカンタータやオラトリオなどの教会音楽は、「死」を正面から見据えてつくられています。 →そんなこと断定できない。 P.31:バッハの《ゴールドベルク変奏曲》は、もともと、不眠症の王侯貴族が安眠用に作曲させたものでした。 →今では諸説有 P.34:一般的な西洋音楽史の本を開けば、その歴史は《グレゴリオ聖歌》から始まったとされます。 →その前に音楽はなかったというのか、ギリシャは? P.50:実は《第九》のシラーのテキストには「空を複数の太陽が駆け巡る」という一説があります。 →本当? P.68:イタリアとドイツでは、そもそも低音の呼び名からして違います。イタリア語では「バッソ・コンティニュオ」、通奏低音と呼ばれます。コンティニュオは英語の「コンティニュー(続く)」と同じですから、まさに「通奏」です。それに対して、ドイツ語は「ゲネラルバス」、ジェネラルつまり「一般的な低音」です。 →はぁ? P.73:バッハが愛用した「平均律」的な調律でした。 →大嘘 P.77:バッハ自身はプロテスタントですが、カトリック教会からの作曲依頼も受けました。なかでも一番有名なのは《ロ短調ミサ》でしょう。 →これは異なことを。新説か? P.242:一人の少年によって発見され、彼の手になる革命的な奏法でよみがえったのが、バッハの《無伴奏チェロ組曲》だったのです。 →どこから引用したの、こんな話。
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大学では物理学を修めた作曲家・指揮者である著者が、「こんなきれいな音楽があるなら…」、「音楽は心を入れる」、「震災後に勇気を沸かせた」とクラシック音楽へいざなう。 難解な数式ではなく、自身にある日突然響いた「弦チェレ」の体験、最初はネット動画のつまみ食いでも良いと敷居が低い。...
大学では物理学を修めた作曲家・指揮者である著者が、「こんなきれいな音楽があるなら…」、「音楽は心を入れる」、「震災後に勇気を沸かせた」とクラシック音楽へいざなう。 難解な数式ではなく、自身にある日突然響いた「弦チェレ」の体験、最初はネット動画のつまみ食いでも良いと敷居が低い。 一方、時代とともに移ろう、建築様式や宗教との関係、楽器の起源や録音技術など、理詰めで納得の行く解説の密度・レベルは高い。 巻末に是非ライブで聞いてほしい12作品とともに、著者の私的な音楽遍歴ともいえる127の推薦作品ガイドが載り、音楽への愛が満載の本。
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