商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2011/07/29 |
JAN | 9784101414256 |
- 書籍
- 文庫
父の戦地
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父の戦地
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商品レビュー
3
8件のお客様レビュー
どの一通をとっても、娘を思う父親の気持ちがはっきりと解る。その優しさをもってしても多くの人を死に至らしめてしまうのが戦争であり、伝わり来る悲惨さがまるで熾き火のよう。
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「北原亞以子」が戦地から届いた父の手紙を紹介しながら、戦時中の内地での生活を綴った作品『父の戦地』を読みました。 『戦史の証言者たち』、『大本営が震えた日』、『出口のない海』に続き太平洋戦争関連の作品です。 -----story------------- ゲンキデ、アソンデ、...
「北原亞以子」が戦地から届いた父の手紙を紹介しながら、戦時中の内地での生活を綴った作品『父の戦地』を読みました。 『戦史の証言者たち』、『大本営が震えた日』、『出口のない海』に続き太平洋戦争関連の作品です。 -----story------------- ゲンキデ、アソンデ、オリマスカ。 南方ビルマに出征した家具職人の父は、昭和17年から3年間、おさない著者に70通もの絵入り軍事郵便を送り続けた。 そこにはいつも娘の健康を気にかける言葉と、現地ののどかで珍しい風物のイラストが、ユーモアたっぷりの筆致で添えられていた。 時代小説の名手が、戦争のむごさ、そしてついに生きて会えなかった父への限りない愛惜を綴る慟哭の記。 ----------------------- 戦地で従軍しながら、常に家族のこと… 特に娘のことを気にかけて送られてきた、現地の風物イラスト入りの手紙を拝見して、どんな気持ちで戦地で生活したんだろうなぁ… と、自分に置き換えて考えてしまいましたね。 家族を守るため、戦争が終われば家族と一緒に住むために戦地に赴いたにも関わらず、内地の状況が悪化していることは気懸りでならなかっただろうなぁ。 銃後に生活する市井の人々の情景や心情が、実体験に基づきリアルに描かれており、当時の大変さ(異常さ?)が伝わってきました。 繰り返してはいけない歴史ですね。父の戦地
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幼い頃の記憶はあまりにもおぼろけで、戦地に旅立つ父親の姿さえも霞がかかる。それでも、1枚の赤紙で呼び出された父親は家族に宛てて170枚に及ぶ絵手紙を残す。遠い戦地から家族に宛てて。胸が痛くなる。それでも、家族愛で溢れるこの作品に出会えて良かった。
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